貯金しようと決心しても、お財布から貯金箱にお金を入れるのがおっくうでなかなかうまくいかないもの。タカラトミーアーツの「おせっかいなスマート貯金箱 バンクワン・バンクニャン」は動く表情とかわいらしいボイスで貯金を促してくれて、貯金を達成すれば歌まで歌ってくれるとのことだったので、実際に使ってどんな感じでお金が貯められるのか確かめてみました。

おせっかいなスマート貯金箱 バンクワン・バンクニャン | スペシャルサイト | タカラトミーアーツ

https://www.takaratomy-arts.co.jp/specials/bankwannyan/

バンクワンもバンクニャンも人感センサーを搭載しており、通りがかりの人を呼び止めて「今、目が合ったよね。貯金して!」「30秒以内に貯金して!」とかわいらしくお金を請求してくる機能付き。実際にバンクワンがどんな感じで人に話かけるのかは、以下のムービーから確認できます。

おせっかいなスマート貯金箱 バンクワン - YouTube

人が前を通りすぎると……



「お散歩いきましょ。お金が落ちてるかもしれないから」と声をかけてくるバンクワン。直接的に「お金を入れて!」というのではなく、遠回しな表現を交えつつあの手この手で貯金を促してくるようです。



そういえば貯金しなきゃな、と通り過ぎた人が戻ってきました。玄関や部屋の入り口に置いておけば、帰ってきた時などに貯金箱に気づいて貯金を習慣にできるというわけ。



◆外観レビュー

ということで、実際にバンクワンをじっくりと見ていきます。バンクワンは目標額1万円で100円貯金専用、バンクニャンは目標額5万円で500円貯金専用となっています。バンクワンの外箱はこんな感じ。



箱の中にはバンクワン本体と、初期設定の方法などが記載された説明書A(左)、人感センサーなどの設定方法が記載された説明書B(中央)、キャンペーンの案内(右)が入っていました。



これがバンクワン本体。首輪には人感センサーがついています。



サイズは13センチで、全長約14cmのGalaxy S6 edgeを比べるとこんな感じ。



背面にはお金を入れる挿入口や、たまったお金の取り出し口がありました。



耳はやわらかい素材でできていて、めくると右の耳の下にはスピーカーがありました。



500円玉を貯金できるバンクニャンは耳や首輪の茶色で、バンクワンとは色違いになっています。



本体のサイズはバンクワンと同じです。



耳の先がとがった形をしていますが、柔らかい素材でできているのでうっかり手などをぶつけてしまっても安全です。



◆準備

バンクワンもバンクニャンもアプリと連携して使用するので、まず最初にアプリをインストールします。アプリはiOS版とAndroid版がありますが、今回はAndroid版をインストール。また、バンクワン・バンクニャンは2.4GHz帯域のWi-Fiにしか対応していないので、5GHzと共用のルーターを使っている場合はスマートフォンを2.4GHzのネットワーク名(SSID)に接続しておきます。

バンクワン・バンクニャン専用アプリケーション - Google Play のアプリ

https://play.google.com/store/apps/details?id=air.jp.co.takaratomy.arts.BankWanNyan

上記のURLにアクセスして「インストール」をタップ。



「許可」をタップ。



「はい」をタップ。



次に、電源を入れます。電源は電池かACアダプターを使いますが、どちらも別売なのであらかじめ用意しておく必要があります。電池なら単4のアルカリ電池が4本、ACアダプターならMicro-USBのBタイプで給電できるものが使用可能です。今回は電池を使うので、ドライバーで本体の底にある電池カバーのネジを外して……



電池を入れます。



電源が入ると、「ねぇねぇ、頭のボタンを押してくれますか」と話すので、頭の上のボタンを押します。



「スマホを使うと設定が簡単だよ。設定にスマホを使うなら〜」と話しだしたら、後ろから見て左にある決定ボタンを押します。



「スマホにアプリは準備できてるかな?」とバンクワンが話したらアプリに戻って「はい」をタップします。このとき、もしBluetoothがオフになっていると接続できないので、オンにしてください。



バンクワンがスリープから目覚める時間を設定します。上下で時間を選んだら「次へ」をタップ。



同様にスリープに入る時間を決めて「次へ」をタップ。



自分の誕生日を入力して「次へ」をタップ。



Wi-FiのSSIDとパスワードを入力して「はい」をタップ。



接続に成功すると「Wi-Fiにつながった。これで僕は最先端な貯金箱」とバンクワンがしゃべります。自動で時刻が取得されるので「次へ」をタップ。



ニュースを話す時間を選んで「次へ」をタップ。



住んでいる地域を選択して「次へ」をタップ。



この画面が出れば準備は完了です。



◆バンクワンとお話ししてみた

バンクワンの話す内容はタイミングによってさまざま。以下のムービーから人が通りがかる度にバンクワンが色んなパターンで人に話かけてくる様子や、人の言葉に反応して会話する様子を見ることができます。

「おせっかいなスマート貯金箱 バンクワン/バンクニャン」は近づくと声をかけてくれる - YouTube

人が近づいてくると「よっご主人様!」と声をかけてくれたり……



「今日はどんな一日だった?」と尋ねてくれます。玄関先に置いておけばこの一声で「そういえば今日は買い物をしたときに小銭ができたな」と思い出して貯金することができそうです。



会話機能によりバンクワンが認識できるワードは7種類。「設定変更したい」と話しかけた時のせりふはアプリ設定時と同じなので、ここからは残りの6つのワードでの会話を紹介します。こちらから話しかけたいときは頭ボタンを長押しします。



「なにかご用? 言ってみて!」ときいてくれるので話しかけます。



最初のワードは「調子どう?」で、こう尋ねるとフリートークになりランダムでいろいろなことを話してくれます。フリートークは頭ボタンを1回押しただけでも聞くことができます。「今日も貯金してくれるんだって?」とバンクワン。



貯金する前提で「ありがとう、ありがとう!」と先に言われ、「貯金はしないよ」とは言えなくなってしまいました。



2つ目のワードは「貯金いくら?」で、それまで貯金した合計額を答えてくれます。どのくらい貯まったのかを一発で確認できるので、これはなかなか便利。



3つ目のワードの「静かにして」と言うと声を出さないようにできます。また、頭ボタンを5回連続で押しても同様に設定できます。



また、会話するだけではなく、時刻やニュースといった情報を読み上げてくれる機能付き。Amazon Alexaなどのスマートスピーカーのようにバンクワンが情報を教えてくれる様子は以下のムービーから見ることができます。

「おせっかいなスマート貯金箱 バンクワン」がニュースや天気を読み上げてくれました - YouTube

4つ目のワードとなる「いま何時?」と話かけると、バンクワンが元気よく時間を教えてくれました。なお、時刻のお知らせ機能はWi-Fi接続しなくても利用できますが、Wi-Fi接続すると時刻のズレを自動的に補正してくれます。



5つ目のワードは「ニュース教えて」です。これはさすがにバンクワンの声ではなく、Wi-Fi経由で朝日新聞アルキキが提供する音声ニュース配信を聞くことができます。なお、ニュース読み上げ機能はWi-Fi接続していなければ利用できません。



6つ目のワードは「天気教えて」で、これも日本気象協会が提供する天気予報情報をWi-Fi経由で取得して読み上げてくれる機能です。気象情報はあらかじめ設定した地域のものです。



無事目標額を達成するとどうなるのか?ということで、実験してみました。

「おせっかいなスマート貯金箱 バンクワン」で1万円を貯めてみた - YouTube

目標額5万円の貯金箱バンクニャンも、基本的な機能はバンクワンと同じ。せりふや声がバンクワンとは少し違うので、バンクニャンにもお話をしてもらいました。

おせっかいなスマート貯金箱 バンクニャン - YouTube

おせっかいなスマート貯金箱 バンクワン・バンクニャンはお金を入れるとリアクションしてくるだけでなく、センサーで前を近くにいることを感知して貯金を促してくれるので、貯金を始めようとしても三日坊主になってしまう人にはぴったりです。Wi-Fiに接続しなくても貯金額のお知らせや時刻のアナウンス、人感センサーなどの機能は使えますが、Wi-Fiに接続すると決まった時刻に天気やニュースをしゃべってくれるちょっとしたスマートスピーカーとしても利用できるので、日常生活になじみながら貯金を促してくれる貯金箱になっています。一家に一台あれば、バンクワン・バンクニャン会話を楽しみながら自然に貯金する習慣を身につけられる……のかもしれません。

おせっかいなスマート貯金箱 バンクワン・バンクニャンはAmazon.co.jpで購入が可能で、価格はバンクワンが記事作成時点で税込7738円、バンクニャンが税込7200円です。

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