クレジットカード大手のアメリカン・エキスプレス・インターナショナルは、カード利用で地域の個人店舗を応援し、魅力を発掘・発信するプロジェクト「SHOP LOCAL」を2018年11月16日から12月25日まで展開する。

初日の16日には昨年もこの取り組みを行った横浜で、記者会見とオープニングイベントが行われ、Jタウンネット記者も参加した。


クレジットカード利用で、個人店の活性化を目指す

若い世代も注目

もともとこのキャンペーンを世界各国で推進してきたアメリカン・エキスプレス。まず17年秋に横浜で国内初の試みとして行い、さらに「SHOP LOCAL」の展開にあたり、7都市(東京、大阪、札幌、名古屋、福岡、横浜、神戸)で調査を行った。結果、「個人店での買い物や食事が好き」と答えた年代比率が、20代が最多(85.4%)となり、若い世代も個人店に好意的なことが判明。「SHOP LOCAL」で、商店街のにぎわいづくりに貢献し、個人店の魅力をさらにアピールしたい構えだ。


会見では、データを交えて個人店活性化への意気込みを語るアメリカン・エキスプレス・インターナショナル,Inc.アジア・日本の清原正治社長

今年の「SHOP LOCAL」は、新たにジェーシービー(JCB)と連携することで、全国展開へとパワーアップ。全国4300店以上の参加店でアメリカン・エキスプレスカード、JCBカード、QUICPayで1000円(税込)以上買い物をすると、オリジナルプレゼントとしてSHOP LOCAL特製トートバッグ(各店先着50名)か、ギフトカードなどの抽選に応募できる抽選カード(各店先着100名)がもらえる。


オリジナルトートバッグ

またガイドブックの「ことりっぷ」シリーズとコラボして、同誌編集部自ら取材した、地元のお店を紹介する無料の小冊子を全国の空港やアメリカン・エキスプレスのカード会員募集デスクで配布している。東京、札幌、名古屋、大阪、福岡、横浜・神戸の6エリアが制作されていて、冊子を片手に歩けば地元店の魅力をじっくり味わえそうだ。

会見の後、元町プラザ前で期間中に上演されるストリートミュージカルのダイジェスト版が披露された。


演じるのはミュージカルプロジェクト「Out of Theater」の皆さん

劇場ではなく、お店や路地をステージにして展開される音楽劇で、道行く人々も巻き込んで明るく華やかに展開され、街歩きが一段と楽しくなる。横浜では11月17日と18日のみの開催だが、神戸元町でも12月8日と9日に上演予定である。


目近で躍動感あふれるパフォーマンスが見られる

道では2階建てのロンドンバスも訪問者をお迎え。車内では横浜や神戸のモニュメントをモチーフにしたラテアートを施したカフェラテやココアを100円で提供していて、バスの2階から街並みを眺めてゆっくりできるのが魅力。横浜元町では12月9日まで、神戸元町では12月16日まで、土日祝日にオープンしている。


港町らしい青がオシャレな街並みにマッチしている


2階から眺める元町の街並みも、ショッピングにアクセントを添える

まだまだカード決済が不可能な店舗が少なくないといった課題も残るが、SHOP LOCALは地元の魅力を再発見するいい機会になるだろう。大々的なイベントが行われるのは横浜と神戸だけだが、全国4300店舗がこのキャンペーンに参加している。ぜひ、街を歩いてその目と耳でたくさんのお店の魅力を体感してほしい。