福岡FWドゥドゥが看板損壊で2試合の出場停止処分

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 Jリーグは25日、J2第34節の試合で起きた行為に対し、アビスパ福岡のFWドゥドゥに2試合の出場停止処分を科したことを発表した。出場停止試合は26日の第22節・京都戦(7月に中止になった試合の代替開催)、29日の第35節・大宮戦となっている。

 規律委員会によると、22日にニンジニアスタジアムで行われた第34節・愛媛戦(3-2)にて、ドゥドゥがスポンサー看板を蹴って損壊させたとマッチコミッショナーから報告があり、映像や写真などを確認。日本サッカー協会(JFA)競技および競技会における懲罰基準に照らして審議した結果、「選手等による競技場又はその周辺関連施設における故意による器物破損行為」に相当すると判断し、2試合の出場停止処分を下したという。

 福岡は同日、クラブ公式サイト上で「クラブといたしましては、重大なことと受け止め試合当日にクラブ代表、強化部長及び、本人より愛媛FC実行委員に対し謝罪をさせていただきました」と報告。「プロサッカー選手として決して許される行為ではないことから、今後同様な行為が繰り返されぬよう、ドゥドゥ選手のみならず所属選手およびスタッフに対し、次節に向けて指導および教育の徹底を図りました」とし、「この度は、広告スポンサー、愛媛FC、ファン・サポーター及び全てのサッカー関係者に対し深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

 第34節終了時点でJ1参入プレーオフ圏内の暫定6位につける福岡。ドゥドゥは問題となった愛媛戦で逆転勝利を導く2ゴールを挙げるなど、ここまでチームトップの10得点を記録していたが、昇格を目指すチームに水を差す行為となってしまった。