韓国メディアが“トーレス不発”に嘆き節 2得点のイニエスタと「比較される状況に…」
鳥栖に加入したトーレスの動向を注視 「チームとして活かせていない」と指摘
サガン鳥栖に加入した元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスが、Jリーグデビューから6試合に出場したが、いまだ無得点の状態が続いている。
この現状について、韓国のスポーツ総合サイト「スポータルコリア」は、「フェルナンド・トーレスのJリーグのスタートは満足なものになっていない」と報じている。
同サイトは「トーレスはサガン鳥栖が下半期に浮上のきっかけにするためのカードだった。前半戦はリーグ下位で、トーレスに年俸8億円を出して救世主になることを期待していた」と説明し、多くのサッカーファンが期待していたことや15日の川崎フロンターレ戦(0-0)のチケットも完売したことも伝えた。
また、同時期にヴィッセル神戸に移籍した元スペイン代表のアンドレス・イニエスタとも比較し、「(イニエスタが)2試合連続ゴールを決め、さらに比較されるような状況になってしまった」とトーレスの不振を嘆いている。
さらにサガン鳥栖のサッカーの内容についても触れ、「トーレスにつながるパスがなく、全体的な戦力と連携不足が指摘されている。カウンター主体のサッカーを展開するが、これといったチャンスを作れないままだ。1日の清水エスパルス戦ではシュート数ゼロで終わり、15日の川崎戦でも1本もシュートを打てずに終わった」と、チームの戦術とトーレスの呼吸が合わないことについても指摘した。
確かに前線で待つトーレスにスムーズにボールが渡らず、期待しているサポーターももどかしさを感じているに違いない。リーグの水に慣れるのには、もう少し時間がかかるだろうが、トーレス自身も前向きなコメントを残している。Jリーグ初ゴールが生まれる瞬間は、そう遠くはないはずだ。(金 明碰 / Myung-wook Kim)