電撃移籍の“マリノスの久保建英”が所信表明!「監督が求めているポジションであれば...」
8月16日、バルセロナの下部組織育ちの神童が新天地で所信表明を行なった。
サッカー界に激震が走った。驚異の高校2年生・久保建英がFC東京から横浜F・マリノスに期限付き移籍をしたのだ。
久保は一昨年の11月にJ3でリーグデビュー。昨季は15歳でU-20ワールドカップに出場し、10月にはU-17ワールドカップを戦った。直後の11月には異例のスピードでFC東京U-18からトップチームに昇格するなど、その一挙手一投足にサッカー界が熱視線を送っていた。
今季は春先からトップチームの戦力として計算され、J1開幕戦から3試合連続で途中出場。ルヴァンカップでは全6試合に出場し、3月14日に行なわれたグループステージ2節の新潟戦でトップチーム初ゴールも奪った。
だが、徐々に出場機会を減らし、ベンチ外となる試合も増加。最後にJ1のピッチに立ったのは4月14日の8節・C大阪戦。以降はJ1で出場機会を得られず、気が付けば昨年同様にJ3が主戦場となっていた。
立ち位置を確立できないなかで、17歳の神童が今夏に下した決断。今回の移籍を決めた背景ついて、久保は16日の練習後に行なわれた囲み取材で口を開いた。
「自分はFC東京に少しでも貢献できるようにやっていましたが、最終的に新たな地で成長したいと思った。相談をした結果、今回の移籍となりました」
さらなる飛躍を遂げるべく、環境を変えたいという想いが移籍の決め手になったという。
ただ、シーズン途中の移籍は簡単ではない。チームの骨格が出来上がっている状態で新たな環境に飛び込むからだ。
チームメイトの特徴を知り、アンジェ・ポステコグルー監督が嗜好するサッカーも理解しなければならない。
そのなかで久保は「すごく攻撃的で良いチームだなと思っています。周りのチームと比べても、ボールを保持する時間が長く、ポゼッションで(相手を)上回っている」と前置きをしたうえで、「監督が求めているポジションであればどこでもやります。ただ、自分はアタッカーなので前目のポジションでやりたい。シャドーやウイング、どことは決めずにやっていければと思います」と新たな挑戦に意欲を示した。
今回の移籍が、多くの注目を集めたのは間違いない。「長谷川健太監督も自分の成長を思って、快く送り出してくれたので感謝しています」とFC東京に関わる人たちのためにも、久保は自らの足で価値を証明する。
協力●藤井雅彦(ジャーナリスト)
サッカー界に激震が走った。驚異の高校2年生・久保建英がFC東京から横浜F・マリノスに期限付き移籍をしたのだ。
久保は一昨年の11月にJ3でリーグデビュー。昨季は15歳でU-20ワールドカップに出場し、10月にはU-17ワールドカップを戦った。直後の11月には異例のスピードでFC東京U-18からトップチームに昇格するなど、その一挙手一投足にサッカー界が熱視線を送っていた。
今季は春先からトップチームの戦力として計算され、J1開幕戦から3試合連続で途中出場。ルヴァンカップでは全6試合に出場し、3月14日に行なわれたグループステージ2節の新潟戦でトップチーム初ゴールも奪った。
立ち位置を確立できないなかで、17歳の神童が今夏に下した決断。今回の移籍を決めた背景ついて、久保は16日の練習後に行なわれた囲み取材で口を開いた。
「自分はFC東京に少しでも貢献できるようにやっていましたが、最終的に新たな地で成長したいと思った。相談をした結果、今回の移籍となりました」
さらなる飛躍を遂げるべく、環境を変えたいという想いが移籍の決め手になったという。
ただ、シーズン途中の移籍は簡単ではない。チームの骨格が出来上がっている状態で新たな環境に飛び込むからだ。
チームメイトの特徴を知り、アンジェ・ポステコグルー監督が嗜好するサッカーも理解しなければならない。
そのなかで久保は「すごく攻撃的で良いチームだなと思っています。周りのチームと比べても、ボールを保持する時間が長く、ポゼッションで(相手を)上回っている」と前置きをしたうえで、「監督が求めているポジションであればどこでもやります。ただ、自分はアタッカーなので前目のポジションでやりたい。シャドーやウイング、どことは決めずにやっていければと思います」と新たな挑戦に意欲を示した。
今回の移籍が、多くの注目を集めたのは間違いない。「長谷川健太監督も自分の成長を思って、快く送り出してくれたので感謝しています」とFC東京に関わる人たちのためにも、久保は自らの足で価値を証明する。
協力●藤井雅彦(ジャーナリスト)