【私鉄に乗ろう 61】平成筑豊鉄道田川線 その4(13)
また広大な構内ですねぇ。良く言えば牧歌的、正直言えばスカスカという感じでせうか。実は、こーいう空間って、どこかしら間が抜けていて、けっこう好きなんです。
上下線の間に側線2本は可能です。旧国鉄時代の良い匂いがします。赤駅から1.5km、油須原(ゆすばる)駅です。
構内踏切で結ばれていて千鳥式に相対式ホームが置かれています。例の高さの低い信号機がありますね。
駅名標。1895年(明治28年)豊州鉄道の駅として開業しています。駅の出来た120年前と周囲の風景はあまり変化していない様な気もします。
開業以来、120年を経た貴重な木造駅舎。良いですねぇ。
単線に戻ります。右下は川が流れています。この眺め、気に入ってます。
川を渡ります。両側に木々があって不思議な雰囲気の鉄橋。
1.1kmで源じいの森駅。正面に複線用のトンネルが見えています。
駅名標。1995年(平成7年)開業。駅名の由来はウィキペディアに拠れば「付近にある自然公園「源じいの森」の名に由来する。源じいの森の名前自体は付近で見られる源氏蛍の源、赤村の村花である春蘭の方言名「じいばば」のじい、赤村の7割を占める森林の森を組み合わせて名づけられた」とのことです。スタジオ・ジブリっぽい、何とも不思議な駅名ですね。
これが九州最古の鉄道トンネル。第二石坂(いっさか)トンネル74.2m。国の登録有形文化財です。
次回【私鉄に乗ろう 61】平成筑豊鉄道田川線 その5(14)でトンネルを抜けます。
(写真・記事/住田至朗)
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