樹脂粘土でリアルに再現された台湾の宴席料理

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(屏東 30日 中央社)旅行先の日本で見かけた食品サンプルに触発された屏東大学視覚芸術学科(南部・屏東市)の修士課程に在籍する楊雅潔さんが、樹脂粘土で作った台湾風宴席料理サンプル13品を完成させた。1年がかりで作られたという料理の数々は、結婚式の装飾が施された展示会場に本物さながらに並べられ、伝統的な祝宴の模様をリアルに再現している。

作品は、「台湾の宴席文化のサンプル模型と再現展示」と題された修士論文のために製作。日本で見た食品サンプルがシンプルかつダイレクトに店の特色を伝えていたように、自分も芸術的な手法で台湾の宴席を再現しようと思い立ったという楊さん。幼少の頃、よく祖母に連れられて宴席に参加した思い出が今でも強く心に刻まれている。楊さんによると、同じ台湾でも北・中・南部ではメニューが違い、それによって人々の会話が弾むことがあり、このような点も卒論のテーマに選んだ原因になっているという。

作品の展示は6月1日まで。

(郭シセン/編集:塚越西穂)