【ファンキー通信】通達! プロとやっちゃダメよ
先日、日本将棋連盟がプロ棋士と女流タイトル保持者に、ある通達を出したことをご存知だろうか? それは、「許可なく公の場で将棋ソフトと対局しないこと」というもの。でも、どぉ〜していけないの?
以前は、将棋ソフトがプロ棋士に勝つことなど、絶対に不可能だと考えられていた。しかし、最近では将棋ソフトの開発技術が著しく発達し、場合によってはプロと互角の戦いを見せることも珍しくなくなった。さらに、プロ棋士が軽い気持ちで、コンピュータ相手の対局に平手でのぞみ、痛い目に合ったなんて話もあるほど。そんな中での今回の通達である。もしや、「プロの面目を守るため」などという思惑があるのでは・・・?
その辺の真意を確かめるべく、日本将棋連盟の担当者に話を聞いてみると・・・
「別に禁止と言っているわけではないんですよ。コンピューターが強くなってきているのも事実ですし、きちんと届出をして、整った環境の中で対局を行ってほしいということです。個人の判断で行い、その結果から誤解を招くことを防ぐためです。コンピューターとの関わり方に関しては長いスタンスで考えていきたいと思っていますから」
なるほど〜。全面禁止ということではなく、環境を整えて正式な場で対局を行っていきたいというのが、本当の理由のようだ。
では、このような動きをソフト開発者たちは、どのように思っているのか?
「特に今までと大きく変わることはないと思います。これまでもこちらから対局を申し込むということはありませんでしたし。イベントなどでお声がかかれば、今まで通りに参加していきますよ」(東京大学近山研究室「激指」開発担当者)と、特に影響はない様子。
「ただ、このような通達が出るということは、ソフトがプロの対局相手として正式に認められた証し。これから将棋界全体がさらに盛り上がり、面白い対局が多く見られるようになると思いますよ。そのためには、ここ数年の環境づくりが山場になるでしょうね」(同担当者)
プロ棋士vs将棋ソフト・・・。今後ますますおもしろくなりそうな、この対決から目が離せない!(文/verb)
以前は、将棋ソフトがプロ棋士に勝つことなど、絶対に不可能だと考えられていた。しかし、最近では将棋ソフトの開発技術が著しく発達し、場合によってはプロと互角の戦いを見せることも珍しくなくなった。さらに、プロ棋士が軽い気持ちで、コンピュータ相手の対局に平手でのぞみ、痛い目に合ったなんて話もあるほど。そんな中での今回の通達である。もしや、「プロの面目を守るため」などという思惑があるのでは・・・?
「別に禁止と言っているわけではないんですよ。コンピューターが強くなってきているのも事実ですし、きちんと届出をして、整った環境の中で対局を行ってほしいということです。個人の判断で行い、その結果から誤解を招くことを防ぐためです。コンピューターとの関わり方に関しては長いスタンスで考えていきたいと思っていますから」
なるほど〜。全面禁止ということではなく、環境を整えて正式な場で対局を行っていきたいというのが、本当の理由のようだ。
では、このような動きをソフト開発者たちは、どのように思っているのか?
「特に今までと大きく変わることはないと思います。これまでもこちらから対局を申し込むということはありませんでしたし。イベントなどでお声がかかれば、今まで通りに参加していきますよ」(東京大学近山研究室「激指」開発担当者)と、特に影響はない様子。
「ただ、このような通達が出るということは、ソフトがプロの対局相手として正式に認められた証し。これから将棋界全体がさらに盛り上がり、面白い対局が多く見られるようになると思いますよ。そのためには、ここ数年の環境づくりが山場になるでしょうね」(同担当者)
プロ棋士vs将棋ソフト・・・。今後ますますおもしろくなりそうな、この対決から目が離せない!(文/verb)