2017年、若い女性を中心にブームとなり、2018年に入ってからはファミレスチェーンやコンビニでも商品化されている「チーズダッカルビ(チーズタッカルビ)」。家庭でも簡単に、フライパンひとつでつくれるレシピをご紹介します。

市販の焼き肉のタレを使うので辛味がなく、お子さんも大好きな味。おもな材料は鶏胸肉とジャガイモなので、安上がりなのもうれしい!今もっとも“バズっている”料理・チーズダッカルビをおうちで再現!

チーズダッカルビは、韓国料理の「ダッカルビ(タッカルビ)」に、チーズを加えてアレンジされた料理。東京・新大久保にある韓国料理店が火つけ役とされています。

そもそも「ダッカルビ」とは、鶏肉や野菜を甘辛い味つけで炒めたもの。そこにとろとろに溶けたチーズを絡めていただく様子は、韓国風チーズフォンデュともいえるでしょう。
ちなみに、チーズダッカルビは韓国にはなく、日本で独自に広まったアレンジレシピとのこと。●失敗なし!「フライパンチーズダッカルビ」のレシピ

発売中のESSE5月号の特集「特売肉+1素材だけのラクうまおかず」には、今いちばん“バズってる”料理・チーズダッカルビの、家庭でも簡単につくれるレシピを掲載。実際につくってみました。
【材料(4人分)】
・鶏胸肉(大きめのひと口大にそぎ切り) 小2枚(500g)
・ジャガイモ 2個
・焼き肉のタレ(市販品・甘口) 大さじ2
・ゴマ油 大さじ1
A[酒 大さじ2、焼き肉のタレ(市販品・甘口) 大さじ4]
・ピザ用チーズ 80g【つくり方】


(1)鶏胸肉は焼き肉のタレをもみ込みます。ジャガイモは皮をむき、5〜6mm厚さの半月切りにし、水にさらして水気をきります。

<POINT>調味料をあれこれ使うことなく、焼き肉のタレだけで味が決まるので失敗がありません。
(2)フライパンにゴマ油を中火で熱し、(1)の鶏胸肉を炒めます。色が変わったらジャガイモを加えて炒め合わせ、Aを加え混ぜてフタをし、弱めの中火でときどき混ぜながら7〜8分蒸し焼きにします。

<POINT>ゴマ油の香ばしい香りが食欲をそそります。少し焦げ目がつくくらいしっかりを炒めるとおこげも楽しめておすすめです。
(3)フタを取って強火にし、フライパンを揺すりながら少し煮て、チーズをのせます。再びフタをして1〜2分、チーズが溶けるまで加熱します。

<POINT>チーズは全体に散らしましょう。底の方に流れて焦げてしまっても、カリカリになっておいしいですよ。

甘辛い焼き肉のタレにとろとろチーズが絡んで、濃厚な味わいに。蒸し焼きしたので鶏胸肉はしっとり、ジャガイモはほくほくして箸が止まらないおいしさです。
シンプルだけれどしっかりした味つけなので、ご飯のおかずにも、お酒のおつまみにもぴったり。

今回のレシピは鶏胸肉とジャガイモという、家計に優しい食材コンビでしたが、キャベツやニンジン、タマネギを加えたり、鶏もも肉を使ったり、白菜キムチを入れて辛味をプラスしたり…と、アレンジがしやすいのもうれしい限り。人が集まるときの定番メニューになりそうです。

ESSE5月号の特集「特売肉+1素材だけのラクうまおかず」では、ほかにもおトクな価格でつくれる肉料理を多数紹介しています。ぜひチェックしてみてください。

<レシピ/武蔵裕子 撮影・文/ESSE編集部>