ドジャース・前田健太(左)とエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

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自身も2016年4月6日にメジャー初先発初勝利を記録

 1日(日本時間2日)の敵地アスレチックス戦でメジャー初先発初勝利を飾り、本格的に二刀流として始動したエンゼルス大谷翔平投手。オープン戦では苦戦した右腕だが、本番では前評判の高かった理由を見せつけた。そんな大谷の初勝利の知らせを聞いたドジャース前田健太投手は、「いろいろ修正して今日初登板で勝ったというのは、あらためてすごいこと」と祝福の言葉を贈った。

 今年でメジャー3年目を迎える前田は、2016年4月6日パドレス戦でメジャー初先発のマウンドに上がった。この時、前田は6回を投げて5安打4奪三振無四球無失点で初勝利。さらには初ホームランのオマケまで付いた。昨季序盤は状態が上がらず、一時リリーフに配置転換になったこともある。自身がこの2年で様々な経験をし、アジャストを重ねたからこそ、スプリングトレーニングからアジャストを繰り返した大谷に共感できる部分も多いのだろう。

 前田は「あらためていいピッチャーだということを、今日の1試合でいろいろ証明できたんじゃないかと思います」と続け、23歳右腕が見せた堂々の投球を称えた。(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)