「オオサンショウウオこんにゃく」高校生が作った広島新名物...そのお味は?
広島県の湯来南(ゆきみなみ)高校(広島市佐伯区湯来町)の高校生らが、「オオサンショウウオこんにゃく」を作った、と朝日新聞などが2018年3月19日に報じた。
いったいどのようなこんにゃくなのか。Jタウンネットも20日、高校側に聞いてみた。
「湯来町の自然と特産品を知ってもらいたい」
オオサンショウウオこんにゃく(湯来南高校提供)
オオサンショウウオこんにゃくは、魚の子、醤油、食塩、などでつくられており、子持ちこんにゃくと同じ味だという。
発案は2年前、卒業生が提案したことから始まった。
湯来町の特産品がこんにゃくであることと、同町を流れる「水内川(みのちかわ)」にオオサンショウウオが生息しており、湯来町の自然とこんにゃくを知ってもらいたいとの思いから作られている。
17年6月に同校で行われた文化祭で初めて商品として売り出された。
同校が14年から同町を活性化させようと取り組んでいる、「湯来町温泉同好会プロジェクト」の一環として、科学部と家庭クラブが共同で開発した。こんにゃくを作る型を市立広島工業高校(広島市南区)が作り、オオサンショウウオのデザインは科学部が安佐動物園(広島市安佐北区)に行き観察したことを踏まえている。
商品化されると、「気持ち悪い」という反応もなかにはあったが、「面白い」と、同町の飲食店からは商品として使いたいと好評で、生徒は喜んでいる様子だという。
現在は湯来町特産品市場館でのみ発売されている。ネット販売は現在行われていない。
12センチ程度で、80グラムほど。1個200円。