エンゼルス・大谷翔平【写真:西山和明】

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野手2戦目は3打数無安打に終わったエンゼルス大谷

 ここまでオープン戦2試合連続で野手としてスタメン出場しているエンゼルス大谷翔平。打者デビューとなった26日(日本時間27日)のパドレス戦では3打席で1安打2四球1打点と上々のスタートを切ったが、翌27日(同28日)のロッキーズ戦はメジャー初三振を含む3打数無安打に倒れた。両日とも「2番・DH」で出場した23歳は凡退の中でも相手にインパクトを与えたようだ。米ヤフースポーツが「ショウヘイ・オオタニ劇場は、決して平凡と呼べるものではない」との見出しで伝えている。 

 前日のパドレス戦で全打席で出塁した大谷はロッキーズ戦の初回無死一塁の第1打席で右腕グレイの前に見逃し三振に倒れると、3回2死走者なしの第2打席は右腕ホフマンに対して右飛。さらに6回無死一塁で迎えた第3打席は右腕オッタビーノに遊ゴロに打ち取られた。ここでは併殺を免れて一塁に残り、代走を送られて交代した。 

 すでに投手としてもオープン戦のマウンドに上がっており、米国でも二刀流の道を歩み始めている大谷。米ヤフースポーツはその右腕が「開幕するまではメジャーリーガーとしての実感は沸いてない」と語ったことを伝え、この日対戦したグレイが大谷に対して抱いた印象も紹介。グレイは「たぶん、彼はボールを見て、模索しようとしていたんじゃないかな。彼の運動能力の高さはみんなわかっているからね」とこの日の打撃を分析し、2打席目の右飛も踏まえて「彼は本当に大きいね。写真だと小さく見えるかもしれないけど、いい体格をしている。動きからも運動能力の高さが分かるよ。スイングはパワフルだね」と、その力の片鱗を感じ取ったという。 

 現地では大谷の次回登板が3月2日(同3日)のブルワーズとの練習試合に決まったことも報じられており、3イニング、45球をメドに登板する見通しとなっている。投手デビューは1回1/3で1被弾を含む2安打2奪三振1四球2失点(自責1)だった。投打ともにメジャーの野球を吸収し始めている二刀流右腕が今後どう適応していくか、注目だ。(Full-Count編集部)