雪の「モネの池」が岐阜に出現 白色に映えるエメラルドグリーンの水
岐阜県関市内の通称「モネの池」が、何時間見ても飽きないなどとして、幻想的な写真がツイッターに次々投稿されている。
一面の雪景色の中に、エメラルドグリーンの池が広がる。吹き付ける雪の中、ニシキゴイ1匹が寒さとは無縁のように悠々と泳いで......。
前日まで緑の木々に囲まれた池が一変して
モネの池のそばにある園芸店「フラワーパーク板取」のホームページには、2018年1月24日、こんな写真がアップされた。店では、ホームページ上のブログ「モネの池」で毎日池の様子を紹介しており、前日まで緑の木々に囲まれた池が一変したのが分かる。「最強寒波」の影響で、パウダースノーが積もっているそうだ。
雪が降り始めた24日のモネの池(写真は、フラワーパーク板取提供)
25日は雪も止んでこんなにきれいに(写真は、フラワーパーク板取提供)
モネの池は、2015年夏ごろに、仏印象派の画家モネの描いた名画「睡蓮」の絵に似ていると話題になり、人気に火が点いた。観光バスも寄るようになり、地元紙の報道によると、16年度は訪れる人が21万人にも達したという。
フェイスブックページ「関市移住情報ナビ」から(写真は、関市市民協働課提供)
もともとは、1980年ごろに地元自治会が灌漑用などに整備し、住民が睡蓮などを植えたり、飼えなくなったコイを放流したりしていた。池は、長細い形をしており、面積は約400平方メートル、水深は約1メートル。人気を受けて、市が「名もなき池」と名付けたが、ネット上などでは「モネの池」として親しまれている。
市の観光交流課にJタウンネットが18年1月24日に聞いたところでは、モネの池は、白い睡蓮の花が可憐に咲く7、8月がきれいで人気がある。また、紅葉や雪景色になる時期も、夏とは感じが違って見どころがあるそうだ。
ツイッター上では、1月に入ってもモネの池の幻想的な写真が次々に投稿され、感激の声が寄せられている。
湧き水が流れ、年間を通じ14度に保たれる
先週行った名も無き池、「モネの池」
— 小蓮 謙 (@kohasu) 2018年1月21日
評判通りの透明度。
何時間でも飽きずに見ていられる美しさ。#モネの池#名も無き池#一眼レフ #ファインダー越しの世界 pic.twitter.com/fimdN5QTk4
モネの池に行ってきました
— NOn (@NOn_sdays) 2018年1月22日
夏とは違う色彩の無さが素敵です
湧き水なので冬でも水は凍りませんが寒くて鯉さんはあまり出てきてくれませんでした(・_・、)#写真撮ってる人と繋がりたい #写真好きな人と繋がりがたい #D5300 #Nikon pic.twitter.com/9JwXlbGTrD
モネの池綺麗だったよー
— 水京 21環 (@syusei_touson) 2018年1月22日
アクセスは頑張ろう←
あと上流の川も水が綺麗だからおすすめ
結構歩いたからスニーカーで
透明度すごすぎる
川底に亀泳いでるの見えるレベルだったやばかった、、、。 pic.twitter.com/LCFkVOhCnX
モネの池は、山からの湧き水が常に流れており、年間を通じて14度に保たれ、青く透き通って見えるのが特徴だ。「インスタ映え」すると人気が出ており、関市も17年11月、「せき遺産(関市地域観光遺産)」に認定した。
ただ、曇っていると地味な池に見えたり、雨が降ると濁ったりするため、見に行くタイミングが大事なようだ。