巨人の新外国人・ヤングマン

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◆ レベルの高い外国人争いに期待

 巨人は16日、テイラー・ヤングマン投手の獲得を発表した。ヤングマンはブルワーズ時代の2015年に9勝をマークした右腕で、菅野智之、田口麗斗、野上亮磨らとともに先発ローテーションの一員として活躍が期待される。

 ヤングマン投手が加入したことで、4つの一軍枠を巡る外国人枠の争いは激しさを増しそうだ。巨人の外国人を見ると、投手陣は13年から5年連続で50試合以上に登板し、2度最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得したマシソン、昨季29セーブを挙げた守護神・カミネロがいる。

 野手は昨季シーズン二塁打(48二塁打)のセ・リーグ記録を樹立するなど、打率リーグ2位の.315を記録したマギー、中日でプレーした昨季来日1年目から35本塁打を放ち本塁打王のタイトルを獲得したゲレーロも加わった。

◆ 昨季の外国人枠はどうだった?

 昨季は投手がマシソン、マイコラス、カミネロ、野手がクルーズ、ギャレット、マギーの6人体制だった。シーズン途中に打線の起爆剤としてクルーズを昇格し、守護神・カミネロを抹消させたが、基本的にはマシソン、マイコラス、カミネロ、マギーの投手3人、野手1人という一軍外国人の構成だった。

 マシソン、カミネロ、マギー、ゲレーロの4人は日本での実績もあるが、ロッテ時代の15年にゴールデングラブ賞を受賞したクルーズが開幕から二軍で過ごしたという例もある。

 ヤングマンがオープン戦から結果を残すようなことがあれば、昨季位と同じように投手3、野手1人の編成も十分に考えられる。野手1人となった場合、昨季本塁打王のゲレーロ、打線を引っ張ったマギーの2人で一軍の枠を争わなければならない。ヤングマンの働き次第で、外国人枠の争いは昨季以上に激しいものになりそうだ。

助っ人外国人たちの昨季成績

▼ マシソン

昨季成績:59試 4勝4敗2S 防2.24

▼ カミネロ

昨季成績:57試 3勝5敗29S 防2.42

▼ ヤングマン

昨季成績:1試 0勝0敗 防13.50(MLB成績)

▼ マギー

昨季成績:139試 率.315 本18 点77

▼ ゲレーロ

昨季成績:130試 率.279 本35 点86