学生の窓口編集部

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スマートフォンといえば、やはりiOSもしくはAndroidを搭載した端末が主流。特にAndroidの場合はApple社製品だけでなくさまざまなメーカーの機種が選べるため、好んでAndroidを利用されている方は多いでしょう。

Androidのスマートフォンやタブレットの使用用途はメールやインターネットサーフィン、SNSに電話と、その機能は多岐にわたります。最近では、Microsoft Officeを使ってWordやExcel、PowerPointファイルの編集もできるようになりました。簡単な文章作成や資料閲覧程度なら、パソコンを開かずAndroidスマホだけで完結することも可能です。

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しかし、これだけ多機能になってくると、やはりほしくなってくるのがキーボード。特にスマートフォンで作業する場合、画面の一部を占有してしまうソフトウェアキーボードより、画面をフルサイズで使えるハードウェアキーボードの方が作業効率もアップします。また、パソコンを普段からよく利用している方なら、キーボード操作の方が楽だという場合もあるはずです。

そこで今回は、Android使いのみなさん向けに、Androidで使えるハードウェアキーボードを紹介。なお、一口にAndroid端末といっても、その種類は星の数ほどあります。この記事では、ほとんどの端末で利用できると思われる製品をピックアップしました。しかしそれでも、端末やOSのバージョンなどによっては使用できない場合もあります。その点は、あらかじめご了承ください。購入前に、メーカーへ対応機種を確認すると安心です。

1.ロジクール Bluetooth マルチデバイス キーボード K480BK

パソコン周辺機器ブランド「ロジクール」のBluetoothキーボードです。この製品の特徴は、最大3つのデバイスと同時にペアリングができること。通常、Bluetoothキーボードの多くは一度に1つのデバイスとしかペアリングができないので、使いたいデバイスを切り替える時は、その度に接続を解除し、新しいデバイスで再度設定をしなければなりません。締め切り直前に急ぎレポートを修正しなければならない時など、1分1秒も惜しい状況で作業をこなさなければならない時、こうした不便さはとても困ります。

しかし、こちらの機種であれば、面倒な再設定作業は不要。本体に付いたスイッチを切り替えるだけでOKです。複数台のデバイスを1つのキーボードで対応できるので、普段から荷物は少なくできて大変便利。また、本体にスマートフォンやタブレットをセットできる溝が切られているので、対応する機種ならちょっとしたラップトップパソコン風に使うこともできます。通常、スマートフォンやタブレットを自立させようとすると、専用のケースなどが必要になるので、キーボード側である程度対応できるのはとても便利です。

2.REUDO RBK-3000BT

リュウド製の折り畳み型キーボードです。持ち運びに便利な2つ折り仕様となっており、鞄の中でも嵩張りにくい便利な製品。また、最大4台のデバイスを記憶できるマルチペアリングにも対応しているので、スマートフォンやタブレットとパソコンをこれ1台で賄うことも可能。旅行や出張の時も、荷物をできるだけ軽くすることができますよ。バッテリーも単四乾電池2本なので、入手しやすく外出先でのバッテリー切れ時も安心しやすいモデルと言えるでしょう。

3.Microsoft Universal Foldable Keyboard

こちらはMicrosoft製の折り畳みキーボードです。特徴は、折り畳みキーボードとしてはかなりの薄型設計となっていること。折り畳み型は小さくできることがメリットと思われがちですが、その分、折り畳み時の厚みが出やすいため、場合によっては通常のキーボードの方が持ち運びしやすいこともあります。しかし、この製品は薄型タイプなので、折り畳んでもそれほど厚くなりません。

一方で、左右に分かれたキーの間が折り畳み機構で分かれてしまっているので、そうした違和感が苦手という方は、別のキーボードを使われた方がいいでしょう。荷物が多くなりがちな方や、逆に小さなバッグで最低限の物しか持ち歩きたくないという方におすすめです。

4.Microsoft Wedge Mobile Keyboard

Microsoft製のシンプルかつ小型のキーボードです。こちらは折り畳みではなく、通常タイプのキーボード。最近のスマートフォンのような狭額縁デザインで、本体の端ギリギリまでボタンが詰まっているので、毎日持ち運ぶ鞄にも気軽に入れることができます。折り畳みタイプの中には、膝の上などでタイピングすると安定しにくい物もあるので、そうしたリスクを好まない方には、こちらの製品がおすすめです。

5.Anker ウルトラスリム Bluetooth ワイヤレスキーボード

Apple製品を思わせるような雰囲気の、メタリックな製品です。メーカーはスマートフォンの周辺機器などで有名なAnker社。同社は、元Googleの社員によって作られたメーカーなことは知っていましたか? 複数ペアリング機能なし、その他特別な機能もないシンプルな製品ですが、その分安価なので、入門者やコスパのいい製品を求めている方におすすめです。

6.ロジクール K780

ロジクールブランドのテンキー付きキーボードです。テンキーが付いた分大型なので持ち運び向きかはユーザー次第ですが、数字の入力が多い方なら、このタイプの方が作業効率はアップするのではないでしょうか?

また、複数のデバイスを切り替えられるマルチペアリングに対応しているので、いくつもキーボードを運用したくないという方は、これ1台に集約してしまうのも1つの手です。

7.ロジクール K380

ロジクール製のシンプルなBluetoothキーボードです。K780からテンキーを取ったようなデザインです。特徴は、まるでタイプライターのような丸いボタン。しかし、決してデザインだけの製品ではなく、押し心地もよく扱いやすい物となっています。小さくてかわいいキーボードを使いたいという方に、特におすすめです。

8.iClever 折りたたみ式Bluetoothキーボード IC-BK03

折りたたみキーボードというと2つ折りタイプを思い浮かべがちです。しかし実は折りたたみキーボードの中にも、こちらのような3つ折りタイプもあります。2つ折りタイプと異なり、中央付近のキー形状が不自然になったり、スペースキーが分割されてしまったりすることがありません。そうしたことに違和感を感じる方には、3つ折りタイプがおすすめです。もちろん折りたたみが増えれば、持ち運ぶ際の大きさは小さくなります。「キーボードはカバンの中で嵩張るから嫌だ」と思われている方なら、折りたたみ式が気に入るかもしれません。

また、折りたたみタイプを使う上で気になるポイントの1つが、本体の強度。「折り畳みは便利そうだけど、どうしても強度が心配で……」という方も多いはず。その点、こちらの製品はアルミ素材を採用しているため、そこまで強度面を心配する必要もありません。頑丈な折りたたみキーボードをお求めの方は、こちらの製品がいいのではないでしょうか。

9.エレコム ワイヤレスキーボード Bluetooth ウルトラスリム パンタグラフ

パソコンやスマートフォン周辺機器を扱うエレコムのBluetoothキーボードです。機能は非常にシンプルで、マルチペアリングや折り畳みなど、何か特別な機能があるわけではありません。しかし、その分安価で購入することができるので、電子機器は消耗品と割り切って使う方にはコストパフォーマンスのいい製品といえるでしょう。

また、こちらの機種は、ラップトップパソコンでよく使われている「パンタグラフ式」という構造のキーボードを採用しています。ラップトップパソコンと同じような押し心地のキーボードを求める方にもおすすめです。

10.Happy Hacking Keyboard BT

キーボードにとって、ユーザーがボタンを押したことをどう検出するかは重要なポイントです。この製品は、静電容量式と呼ばれるより少ない力でボタン押下を検出できるシステムを採用しているため、手に無駄な力が入らず快適に使うことができます。Happy Hacking Keyboardシリーズは、長い歴史をもっており、特にライターなど文章執筆を仕事としている層に大変人気のあるブランドです(Hackingなんて単語が入っていますが、真っ当な製品なのでご安心を)。

以前はUSB接続の有線タイプのみだったのですが、最近になりこちらのBluetooth接続モデルが追加され、Androidスマートフォンやタブレットでも使いやすくなりました。

Androidでも使えるキーボードをご紹介しましたがいかかでしたか? 正直なところ、価格は決して安いとは言えません。しかし長く使うことを考えれば、決して悪い買い物ではないでしょう。生産性重視の方や、いい物を長く使いたいという方には、特におすすめしたい製品です。

・執筆:D.Tokoi

IT・ガジェット関連を得意とするフリーライター。大学卒業後、一般企業での勤務を経てライターとして独立。さまざまなメディアで取材・執筆を手がける。好きな作家は吉村昭と内田百間。月に1回は遠出しないと気が済まない程の旅行好き。