ひと月の食費は2万円!買い物ルールを定めたら簡単に節約できた
そこでESSEは、節約を楽しみながら食費2万円以下を実現している家庭を取材しました。フリーの服飾デザイナー高田優子さん(仮名・30歳)は、夫、長女、二女の4人家族。夫はイタリア料理のシェフです。「マイホームを建て、大好きなDIYで理想の家にする」という夢に向かって、夫婦で協力しながらコツコツと貯金を続けている高田さん一家の、食費節約術を教えてもらいました。●電子マネーに2万円をチャージ。ひと月の食費はそれだけに!
1か月の食費は2万円と決め、行きつけのスーパーの電子マネーにチャージ。「買い物のたびに、残高を確認しています。予算オーバーがなくなり、毎月2000円くらい残るようになりました。以前より、1万円カットに成功!」。●近所のスーパーの底値を把握し、商品によって買い分けを徹底
近所のスーパー2軒で、よく使う食材の底値をチェックして、買い分けを徹底しています。「同じ系列のスーパーでも、得意分野や安い商品が違います。買いたい物に合わせて行く店を使い分けるようにしたら、出費が自然と減りました」。●節約手帳で特売日を把握、ポイント2倍デーを逃さない
通常のスケジュール帳とは別にスーパーやドラッグストアの特売日やポイント2倍デーをチェックした節約手帳を用意し、使い分けをしています。「ポイントを確実に稼げるのはもちろん、購入する予定の商品をしっかりと記入しているので買い忘れも防止できます」。●食材を使いきってから、買い物に行くことでムダ買いはゼロ
なにも考えずに特売日に飛びつくと、結局は余計な買い物をしがち。「そこで冷蔵庫の食材を使い切ったら買い物に行き、必要なものだけ買うようにしたら、自然と出費がダウンしました」。●粉物、乾物、調味料などは業務用スーパーを活用
「お好み焼きや手づくりピザなど、家計を助けてくれる粉物や、おかずのかさを増すのに重宝する春雨などを、3か月に1度、5000円分ほど業務用スーパーでまとめ買いすることに。普通に買ったら8000円くらいはします」。予算は、毎月の食費を少しずつ余らせて計画的に確保しています。●電子マネーのポイントを貯めてプチぜいたく
3か月で約1000円分貯まる電子マネーのポイントは、自分と家族にごほうびを買うことに使います。これが、節約疲れを防いで、息抜きに。「ポイントで和牛ステーキを買って夫に調理してもらったり、高価なフルーツを買ったり、プチぜいたくをしています」。節約してもおいしさいっぱいの食卓に!シェフの夫も協力し食材やメニューを工夫
特売肉やかさ増し食材は、節約料理の心強い味方。「鶏胸、ひき肉など安い肉や、豆腐、モヤシなどかさ増し食材の使いこなし術を、シェフの夫に相談しています」。食材やレシピの工夫で出費を抑え豊かな食卓を実現!
ミネストローネは、2日目はカレー粉を加えてオムライスに乗せてオムカレーにリメイク。さらに3日目は残ったカレーソースとチーズでドリアにすることも。
豆腐は、凍らせてから解凍し、肉と一緒に炒めると、肉汁を吸って肉の味になります。「肉が少しなのに満足感があるので、麻婆豆腐やハンバーグ、ギョーザなどに重宝します。家族も気がつきません(笑)」。
鶏胸肉に、ハーブソルトなどの香辛料やバジルなどをすり込んで鶏ハムに。「割高なモモ肉より、安い胸肉の方が脂身も少なく、しっとりとやわらかくなります。家族にも大好評!」。●おうちで外食気分♪お店みたいな手づくりハンバーガー
毎日同じようなメニューでは飽きてしまうので、夫も手伝って、月に2回はレストランやカフェの人気メニューに挑戦します。お店なら4人分で3000円はする絶品ハンバーガーも手づくり!「バンズからつくって、材料費1500円。カフェ風パンケーキなどもつくります」。●リラックスタイムは夫婦で手づくりハーブティー
夫婦ともお酒が大好きで、酒代が月8000円もかかっていました。貯金が増えない原因となっていたので、夫と話し禁酒を決意! 気分転換は、庭で育てたミントなどでつくるハーブティーです。「体調もよくなり、いいことづくしです」。
<撮影/難波雄史 取材・文/ESSE編集部>