2017年の日本ゲーム大賞やCEDEC AWARDS、The Game AwardsのGame of The Yearなど国内外のゲーム賞を受賞しまくった「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」。その総合プロデューサーを務めた青沼英二氏が、ブレス オブ ザ ワイルドに続く新作ゼルダの開発に既に取りかかっていることを明かしています。

ゲーム関連メディアのSource Gamingは、公式Twitter上で「青沼プロデューサーが次のゼルダシリーズの開発が既に始まっていることを認めた」とツイート。



同じくゲーム関連メディアのGameSpotは、ムービー形式で新作ゼルダの開発がスタートしていることを報じています。

GS News Update: The Next Zelda Game Is Already In Development - GS News Updates - GameSpot

Source Gamingによると、ブレス オブ ザ ワイルドも「ゼルダの伝説 スカイウォードソード」のリリース直後から開発がスタートしていたとのこと。なお、スカイウォードソードは2011年11月23日に発売されたゲームであり、ブレス オブ ザ ワイルドは2017年3月3日に発売されました。



・おまけ

なお、Source Gamingは「新作ゼルダが開発中である」というツイートを、ブレス オブ ザ ワイルドのコンセプトアートを紹介するツイートと一緒に公開しており、コンセプトアートが情報元であると思われます。一連のツイートではブレス オブ ザ ワイルドに登場したキャラクターたちの初期構想やデザインなども見られるようになっており、もしかすると次期ゼルダでこれらのアイデアが採用される可能性もあります。

初期案ではリト族は足で弓矢を扱う予定だったそうです。



写真のピントがうまく合っていなくてわかりづらいですが、メカニックコッコに乗ったリンク。写真の中央下部にコッコの頭部があります。



リンクが使うタブレット型の万能マシン「シーカーストーン」のコードネームは「コンダクター(指揮者)」で、いくつかの使われなかったアイデアもあるそうです。そのひとつがドローンのようにシーカーストーンを飛ばす機能で、他にもシリーズで度々登場する「フックショット」のような機能も想定されていた模様。



さらに、ゲーム序盤ではリンクにとって恐怖の存在以外の何物でもない「ガーディアン」のデザイン案も。



ブレス オブ ザ ワイルドの本編で登場することはなかったコキリ族ですが、構想段階では以下のようにイメージされていたとのこと。リト族のリーバルの代わりの四英傑としてコキリ族の英傑が準備されており、使用する武器はムチが想定されていたようです。また、その隣にいるのはゲルド族の英傑の初期デザインで、武器としてはフックショット的なモノがイメージされています。



また、マスターソードが刺さっている台座の周りに存在する石はゲーム中に登場するそれぞれの部族を表しており、例えば大きな石はゴロン族を表しているとのこと。



四英傑の一人であるリーバルの初期デザイン。ヴァイオリン型の弓矢を持っており、さすらいの旅人的な雰囲気満載です。



ゴロン族の検討稿では、総鉄製のサングラスにリーゼント、出っ歯とかなりファンキーなデザインが挙げられています。



こちらはゾーラ族の検討稿。カートゥーンアニメで登場しそうな見た目です。