窪塚洋介:第3回 今の自分たちの家族の形に、自信と誇りを持っています
第3回となる今回は、窪塚さんが築く「家族」についてのお話を伺っていきます。現在・窪塚さんは奥さんのPINKYさん、前妻との間に誕生した14歳になる愛息子 愛流(あいる)君と、2017年6月に誕生した愛娘 あまとちゃんの4人で生活をしています。
SNSでは前の奥さまも一緒に家族旅行に参加する様子を紹介していました。窪塚さんが築く家族の形に対する思い、離婚後も交流がある前の奥さまとの関係についてお話を伺いました。
■窪塚さんが、今現在築かれている「家族の形」にはどんな意識がありますか?
例えばうちのように、今の家族と前の嫁が家族ぐるみの付き合いがあるということについて、ヨシと思う人もいればナシと思う人もいると思うんです。感じ方は自由だからね。
でも俺は「こんな形の家族もあるの?」、「こんな形の家族もありなのか」という問いであり、答えのような存在でいられたら良いなと思います。
自分の気持ちと家族の気持ちを1番に考えているから、世間体とかは気にしていないし、誰かに説明するためとか、誰かに褒められたくてこうなっているわけではなくて、あるがままに、なるようになったのが今の窪塚家の形です。
■愛流くんは、窪塚さんとPINKYさんと一緒に生活しながら前の奥様との交流を続けていますよね? どのように今の形になったのでしょうか?
子どもファーストで考えたとき、パパのところにいるとママに気を遣うとか、もちろんその逆とか、子どもにとって健全じゃないことはなるべく排除したいと思ったんです。
もちろん、ママと新しいお母さん、どちらかといたらもう一方に気を使うという気持ちにはしたくなくて、我慢したり努力して少しずつ今の形を作っていきました。
今はみんなで海外旅行に行ったりとか、俺がいないときでも家族みんなで会ってたりとかするようになりました。
こうなるまでには、もちろん大変なこともあったんだけど、大きな愛の下に1歩1歩そういう風になっていったという感じです。
■離婚後も今のような関係を続けていける前の奥さまは、窪塚さんにとってどんな存在ですか?
“子どもの母親というかけがえのない存在”というのは揺るがないですよね。
俺にとっても「こいつと一生添い遂げよう。一生面倒をみよう」と1度は思った相手だし、言い方難しいんですが、そのとき決めた覚悟は本物で、別れてからも覚悟まではひっくり返らないですよ。だから今だに彼女の生活費は俺が出してますし。それは裁判でどうのとかの類の流れではないんですよね。
俺は理屈っぽいし頭で考えて行動するタイプだけど、前の嫁は直感的に生きているタイプ。
だから俺が愛流と築きたいと思う関係性を、すでに築けてるんですよ。そういうところにリスペクトする気持ちがあるから、今もこの関係が続いてるんだと思う。
「、、、」てなる位ブッ飛んでて心配なこと多いですが、彼女に教えられてきたことがたくさんあるし、「こいつ、かっこいいな」とか、「ステキだな」と思うところは今もあるから、敬意もあります。こんなこと、本人には言わないけどね。
■前の奥さんとの関係を築く中で、息子さんに対して気を付けていることはありますか?
「ママは女だからアレでここまで生きてこれたけど、お前は男だからな,,,」て感じで、子供に説教することはたまにありますが、絶対に心底から悪く言わないようにしています。
愛流は絶対的にママの味方だから、そんなこと聞きたくないよね。なんでたまには愛流に対しては「ママのこういうところがすごいからな」とか「すごいな、お前の母ちゃん!」と言うようにしてます。あいつの半分だから、それを完全に否定するようなことを言っちゃうのはよくないなと思うんです。
■PINKYさんは、前の奥さまとの関係をどのように受け入れられたのかおしえてください
もちろん最初から今の形になったわけではないので、PINKYにもいろんな葛藤があると思います。でもPINKYも前の嫁のことは、長男の愛流(あいる)のかけがいのない母親として受け入れてくれています。
なので、今の形が成り立つのは家族みんなのおかげです。
PINKY一人の懐が深くても、前の嫁がイヤだと言えば成り立たないし、その逆も然り、もちろん愛流の気持ちもある。
そういう意味では、奇跡的に心意気の良い人間が集まったなと思います。それぞれを尊重しあって“今の形”になっているんだと思うんです。みんな優しいんですよ。
■“ご自身のスタイル”“家族のスタイル”を貫く強さを感じます。
こういう家族の形を知って、後ろ指をさしてきたりする人もいるんだけど、百聞は一見にしかず。実際に俺の家族を見てくれたら、お話したことまんまだって分かると思うんです。それでもこの形がわからないのであれば、その人には絶対に訪れないシチュエーションなんだと思う。俺は「この愛を感じられていないなんてもったいないんじゃないかな?」と思うし、おこがましいですけど、今の自分たちの家族の形に、自信と誇りを持っています。
次回は窪塚さんの家族を築く中で大切にしている「伝え方」のお話です。お楽しみに!
(取材・文:上原かほり 撮影:chiai)
SNSでは前の奥さまも一緒に家族旅行に参加する様子を紹介していました。窪塚さんが築く家族の形に対する思い、離婚後も交流がある前の奥さまとの関係についてお話を伺いました。
例えばうちのように、今の家族と前の嫁が家族ぐるみの付き合いがあるということについて、ヨシと思う人もいればナシと思う人もいると思うんです。感じ方は自由だからね。
でも俺は「こんな形の家族もあるの?」、「こんな形の家族もありなのか」という問いであり、答えのような存在でいられたら良いなと思います。
自分の気持ちと家族の気持ちを1番に考えているから、世間体とかは気にしていないし、誰かに説明するためとか、誰かに褒められたくてこうなっているわけではなくて、あるがままに、なるようになったのが今の窪塚家の形です。
■愛流くんは、窪塚さんとPINKYさんと一緒に生活しながら前の奥様との交流を続けていますよね? どのように今の形になったのでしょうか?
子どもファーストで考えたとき、パパのところにいるとママに気を遣うとか、もちろんその逆とか、子どもにとって健全じゃないことはなるべく排除したいと思ったんです。
もちろん、ママと新しいお母さん、どちらかといたらもう一方に気を使うという気持ちにはしたくなくて、我慢したり努力して少しずつ今の形を作っていきました。
今はみんなで海外旅行に行ったりとか、俺がいないときでも家族みんなで会ってたりとかするようになりました。
こうなるまでには、もちろん大変なこともあったんだけど、大きな愛の下に1歩1歩そういう風になっていったという感じです。
■離婚後も今のような関係を続けていける前の奥さまは、窪塚さんにとってどんな存在ですか?
“子どもの母親というかけがえのない存在”というのは揺るがないですよね。
俺にとっても「こいつと一生添い遂げよう。一生面倒をみよう」と1度は思った相手だし、言い方難しいんですが、そのとき決めた覚悟は本物で、別れてからも覚悟まではひっくり返らないですよ。だから今だに彼女の生活費は俺が出してますし。それは裁判でどうのとかの類の流れではないんですよね。
俺は理屈っぽいし頭で考えて行動するタイプだけど、前の嫁は直感的に生きているタイプ。
だから俺が愛流と築きたいと思う関係性を、すでに築けてるんですよ。そういうところにリスペクトする気持ちがあるから、今もこの関係が続いてるんだと思う。
「、、、」てなる位ブッ飛んでて心配なこと多いですが、彼女に教えられてきたことがたくさんあるし、「こいつ、かっこいいな」とか、「ステキだな」と思うところは今もあるから、敬意もあります。こんなこと、本人には言わないけどね。
■前の奥さんとの関係を築く中で、息子さんに対して気を付けていることはありますか?
「ママは女だからアレでここまで生きてこれたけど、お前は男だからな,,,」て感じで、子供に説教することはたまにありますが、絶対に心底から悪く言わないようにしています。
愛流は絶対的にママの味方だから、そんなこと聞きたくないよね。なんでたまには愛流に対しては「ママのこういうところがすごいからな」とか「すごいな、お前の母ちゃん!」と言うようにしてます。あいつの半分だから、それを完全に否定するようなことを言っちゃうのはよくないなと思うんです。
■PINKYさんは、前の奥さまとの関係をどのように受け入れられたのかおしえてください
もちろん最初から今の形になったわけではないので、PINKYにもいろんな葛藤があると思います。でもPINKYも前の嫁のことは、長男の愛流(あいる)のかけがいのない母親として受け入れてくれています。
なので、今の形が成り立つのは家族みんなのおかげです。
PINKY一人の懐が深くても、前の嫁がイヤだと言えば成り立たないし、その逆も然り、もちろん愛流の気持ちもある。
そういう意味では、奇跡的に心意気の良い人間が集まったなと思います。それぞれを尊重しあって“今の形”になっているんだと思うんです。みんな優しいんですよ。
■“ご自身のスタイル”“家族のスタイル”を貫く強さを感じます。
こういう家族の形を知って、後ろ指をさしてきたりする人もいるんだけど、百聞は一見にしかず。実際に俺の家族を見てくれたら、お話したことまんまだって分かると思うんです。それでもこの形がわからないのであれば、その人には絶対に訪れないシチュエーションなんだと思う。俺は「この愛を感じられていないなんてもったいないんじゃないかな?」と思うし、おこがましいですけど、今の自分たちの家族の形に、自信と誇りを持っています。
次回は窪塚さんの家族を築く中で大切にしている「伝え方」のお話です。お楽しみに!
(取材・文:上原かほり 撮影:chiai)