等身大ウルトラマンたちの活躍を描く! 「ULTRAMAN」アニメ化決定!
 - (C)TSUBURAYA PRODUCTIONS (C)Eiichi Shimizu, Tomohiro Shimoguchi (C)「ULTRAMAN」製作委員会

写真拡大

 特撮ドラマ「ウルトラマン」の世界が舞台の人気漫画「ULTRAMAN」のアニメ化が決定した。フル3DCGアニメーションとして、現在「攻殻機動隊」の新作に取り組んでいる神山健治と荒牧伸志が2人体制で監督。公開時期は2019年を予定している。

 原作は、特殊な力を持つ青年たちが、かつて地球を守った光の巨人・ウルトラマンを模した強化スーツに身を包み、新たな脅威に立ち向かう姿を描くSFコミック。アニメ化もされた「鉄(くろがね)のラインバレル」の原作・清水栄一と作画・下口智裕により、雑誌「月刊ヒーローズ」で連載されている。

 “等身大ヒーロー”としてのウルトラマンの活躍を描く一方で、かつてウルトラマンと同化したハヤタ・シンの息子・早田進次郎を主人公に据えるなど、「ウルトラマン」の世界観もしっかりと引き継いでいる。往年のファン以外にも高く評価され、累計発行部数は現在260万部を突破している。

 3DCG化にあたって、俳優の動きをキャラクターに反映するモーションキャプチャー技術を導入。「攻殻機動隊 S.A.C.」シリーズで知られる神山監督は「いままでにも3Dでのアニメ制作は経験がありましたが、モーションキャプチャーを使用するのは今回初めての経験です。演出の仕方、絵作りの方法論は手付けや作画のアニメ制作とは異なりますが、新しいチャレンジは作品を作っていく上で刺激になり、面白いアイディアに繋がっていくという確信があります」と断言する。

 一方、『APPLESEED アップルシード』など日本におけるフルCGアニメーション映画の第一人者でもある荒牧監督も、「日本で作る3DCGアニメの作品として、CGアニメの新形態を見せたいと思っています。原作コミックのおもしろさを増幅し、ウルトラマンシリーズのファン、原作コミックのファンだけでなく、全く新しいファンも楽しめるような作品にするべく全力を投入します」と意気込みを語っている。アニメーション制作は Production I.G と SOLA DIGITAL ARTS が担当。声優などは今後、発表される予定だ。(編集部・入倉功一)