『トイレの神様』植村花菜ニューヨークで音楽活動中
2010年、亡き祖母との思い出を歌った『トイレの神様』が大ヒット。その年の『NHK紅白歌合戦』にも出場した植村花菜さんは今、ニューヨークにいた!
2016年12月末、ジャズドラマーの夫・清水勇博さんと長男(2歳)とともに転居。日米を往復しながら、音楽活動を続けている。渡米のきっかけは2011年、番組収録でテネシー州のナッシュビルへ行ったこと。
「日米の文化や考え方の違いに魅了されました。そこで、自分の音楽についても、さらに伸ばせるアプローチがあるんじゃないかと感じたんです」
2012年は約2カ月間、一人旅にチャレンジ。ロサンゼルス、ナッシュビル、サンフランシスコ、ニューオリンズを経て、最後はニューヨークに行き着いた。
各地でストリートライブをおこない、ライブハウスに飛び入りしたことも。そして「いちばん可能性を感じた」のがニューヨークだった。
「私たちが住むブルックリン地区は、住宅地と商業地がうまく共存し、刺激的でおもしろい街。ニューヨークを感じ、音楽を追求するなら最適と思って決めました。東京なら、吉祥寺の雰囲気に近いかもしれません」
2017年の音楽活動は、2月14日のバレンタインライブを皮切りに、ワシントンD.C.での桜祭り、ニューヨークの「大戸屋グリニッチビレッジ店」での七夕ライブ、市内のライブハウス・カーネギーホールでおこなわれた「9・11」と「3・11」の被災者を追悼するコンサートに出演している。
「11月下旬に帰国して、年明けまで単独コンサートやライブをおこなう予定です。アメリカ暮らしの成果をぜひお聴きください!」
12月25日には恒例のクリスマスコンサートが、誕生日でもある1月4日には、バースデーライブを開催予定。音楽に向ける情熱は変わらないようだ。
うえむらかな
1983年1月4日生まれ 兵庫県出身 2005年にメジャーデビューし、2010年に発売した『トイレの神様』が大ヒット。12月25日のクリスマスコンサートは横浜の「モーション・ブルー・ヨコハマ」で開催予定。1月4日のバースデーライブは大阪の梅田バナナホールで開催予定
写真・Shintaro Ueyama
(週刊FLASH 2017年11月7日号)