AFX通信によると、ブッシュ米大統領は13日、アリゾナ州とバージニアの2州に対し、非常事態宣言を発令した。これによって、同2州は、大型ハリケーン「カトリーナ」の被災者の収容施設費用として、連邦政府から予算支出を受けることが可能になる。

　　連邦予算の拠出金としては、同大統領は先週、当面の支出分105億ドル（約1兆1550億円）に加えて、518億ドル（約5兆7000億円）のカトリーナ復興基金の創設を議会に求めている。

　　非常事態宣言は、カトリーナが直撃したメキシコ湾岸のルイジアナ、アラバマ、ミシシッピの3州には、すでに出されている。また、全米50州のうち、30州以上が被災者を受け入れており、そのうち、インディアナ、アイオワ、カンザス、ケンタッキー、ミズーリなど多くの州でも非常事態宣言が発令されている。【了】