iPhoneがパソコンになる待望の「ファイル」アプリ登場!3大Cloud(iCloud、Dropbox、OneDrive)のデータを弄り放題だ

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iPhoneiOS11では、iOS標準アプリで初となるファイル管理アプリ「ファイル」が追加された。

「ファイル」アプリはiPhone内にあるファイルを操作するためのアプリだ。
パソコンやAndroidスマホを利用している人には、普段からお世話になっている人も多くいだろう。

「ファイル」アプリでは、以下の
・iCloud Drive
・OneDrive
・Dropbox
iPhoneで使う3大クラウドサービスに保存した、画像やファイルなどのデータを、コピーしたり、移動したりすることができる。

今までのiPhoneでは、それぞれのクラウドサービスのアプリを起動しないとできなかった操作が、「ファイル」だけで、3つのサービス間でデータをやりとりできる。

パソコンのような操作が簡単にできるようになったというわけだ。

iPadやMac、Windowsパソコンで、iPhoneの写真や書類を共有したい人には、とてつもなく便利なアプリなのだ。


■「ファイル」アプリで写真や書類を共有しよう
iOS11がインストールされたiPhoneには、「ファイル」アプリが標準で入っている。
旧バージョンのiOSの場合には、「設定」-「一般」-「ソフトウェア・アップデート」で、iOS11へのアップデートを実行しよう。

iOS11iPhoneでは、ホーム画面から「ファイル」アプリを選択することができる。
「ファイル」アプリを起動すると、「場所」にファイルの保存先のクラウドサービスが表示される。

よく見ると、マイクロソフトが提供する「OneDrive」がないではないか!
そこで最初に、「OneDrive」を追加することにした。




右上の「編集」を選択後、「場所」に現れた「OneDrive」のスイッチをスライドさせて「オン」に切り替えよう。

初めて「オン」へ切り替えたときには、「OneDrive」のユーザーIDとパスワードが聞かれるので、それぞれを入力する必要がある。
すべてのセットアップが完了すると、「OneDrive」が追加されるはずだ。




「iCloud Drive」
「iCloud Drive」を選択すると、Macユーザーにはお馴染みの「iCloud Drive」の中身が表示される。




「「OneDrive」
「OneDrive」を選択すると、Officeユーザーにはお馴染みの「OneDrive」の中身が表示される。




「Dropbox」
「Dropbox」を選択すると、「Dropbox」の中身が表示される。



「ファイル」アプリで可能なファイル操作は、
・コピー
・複製
・名称変更
・移動
・削除
・共有
・タグ
・情報
の8種類であり、3つのクラウドサービス間で、ファイルのやり取りが手軽に行える。




ところで、「ファイル」アプリからファイルを選択すると、どうなるのだろうか?

試しにPDFファイルを開いてみたところ、手書きのマーキングを入れることができた。
たとえば、チーム内の仲間に修正の指示を出したい時、テキストだけでは伝わりづらいが、手書きのマーキングならわかりやすく指示を出せそうだ。




Officeファイルの場合、ファイルの閲覧のみだが、ExcellなどのOfficeアプリを起動すれば、そのまま編集することができる。





「ファイル」アプリを使えば、「iCloud Drive」「OneDrive」「Dropbox」の間で、ファイルを手軽にやり取りしたり、関連アプリを起動して編集したりすることもできる。

iPhoneが、パソコンなみに便利になったといえるだろう。


ITライフハック 関口哲司