ブレーブス戦で好投を見せたカブス・上原浩治【写真:Getty Images】

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3者凡退の快投で4連勝に貢献、「チームメートに本当に人気があります」

 カブス上原浩治投手が17日(日本時間18日)の敵地ブレーブス戦で1回を無安打無失点に抑える好投を見せ、チームの4連勝に貢献した。躍動感溢れるピッチングで4-3での勝利に導いた上原について、地元メディアは「42歳にして人生を謳歌している」と称賛している。

 上原は4-1と3点リードで迎えた8回に先発レスターの後を受けてマウンドに上った。先頭のロドリゲスはスプリットでバットをへし折りながらサードゴロに打ち取ると、続くカマルゴを87マイル(約140キロ)の直球で中直に仕留めた。強烈なライナーに対して、センターのハップはジャンピングキャッチを決めたが、上原は魂の雄叫びをあげながらグラブを叩いた。

 シカゴで試合をテレビ中継をしている「WGNスポーツ」の解説者は、上原のピッチング、そして感情を露わにするスタイルに「とても躍動感がありますね」と感嘆の声をあげた。実況も「チームメートに本当に人気があります。42歳で人生を謳歌しております。未だにメジャーで効果的なピッチングを続けています」と紹介。レッドソックスから移籍1年目ながら、信頼を集めているようだ。

 3人目の打者サンタナはスプリットで空振り三振。3者凡退の快投でリードを守ると、チームは9回に守護神デービスが2点を失ったものの、4-3で逃げ切って4連勝を飾った。

 上原は1回13球を投げ、無安打無失点で防御率3.13。今季13ホールド目で、メジャー通算80ホールド目となった。(Full-Count編集部)