フェデラーがチリッチを破り、単独トップとなる8度目のタイトル獲得 [ウィンブルドン]

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「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月3〜16日/グラスコート)の男子シングルス決勝で、第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)が第7シードのマリン・チリッチ(クロアチア)を6-3 6-1 6-4で破り、5年ぶりの優勝を果たした。試合時間は1時間41分。

 ウィンブルドンに19年連続出場となったフェデラーは、同種目で史上最多となる8度目の優勝(2003年〜07年、09年、12年、17年)を飾った。昨年は準決勝で、ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)に3-6 7-6(3) 6-4 5-7 3-6で敗れていた。フェデラーは今大会で、1セットも落とさずに7試合を勝ち抜いた。

 今年1月に全豪オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)を制したフェデラーは、自身の持つグランドスラム最多記録を更新する19勝目を挙げた。大会後に更新される世界ランクでは、昨年8月以来の3位に浮上することが決まった。

 この結果でフェデラーは、チリッチとの対戦成績を7勝1敗とした。昨年の大会では準々決勝で対戦し、フェデラーが6-7(4) 4-6 6-3 7-6(9) 6-3で勝っていた。チリッチは2014年の全米オープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)の準決勝でフェデラーを6-3 6-4 6-4で破り、唯一の勝利を挙げていた。

 2014年の全米以来となるグランドスラム2勝目を狙っていたチリッチは、ウィンブルドンでは2014年から3年連続ベスト8で、今大会で初の決勝進出を果たしていた。

テニスマガジン/Tennis Magazine

※写真は「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン)の男子シングルス決勝でマリン・チリッチ(クロアチア/右)を破り、5年ぶりの優勝を果たしたロジャー・フェデラー(スイス左)(撮影◎小山真司/テニスマガジン)