マインツは水曜に、オフェンスの補強としてヴィクトル・フィッシャーの獲得に成功した。来季は英国2部に降格するミドルスブラに所属していたデンマーク代表とは、2021年までの契約で合意、移籍金額など詳しい情報については取り決めにより明かされていない。

オフェンシブなポジションならば複数でプレー可能な23歳は、主に左サイドを主戦場としており、「大きなポテンシャルをもった、非常に楽しみな選手だよ」と、ルーヴェン・シュレーダーSDはコメント。「テクニックに長け、トリックが豊富で、シュート力ももったFWだ。チームの底上げにもなるし、ヴァリエーションが豊富になるね」と期待感を示している。

2011〜16年までアヤックスで過ごした同選手は、欧州でも逸材としてその才能が注目されたものの、その後は負傷に泣かされて2016年にプレミア昇格を果たしたミドルスブラへ移籍。(移籍金500万ユーロ)

しかしそこでも思うように事ははこばず、13試合の出場(フル出場1試合)にとどまり、特に後半戦ではわずか30分の途中出場のみとなっていた。そして新たな戦いの舞台をマインツに求めたデンマーク代表は「シュレーダーSD、そしてシュヴァルツ監督との話し合いで、マインツが進む道に確信をもつことができたよ。サッカーを楽しみたい僕にとって、マインツは正しいステップだと思う」と語った。

なおマインツは今夏にハンブルクからGKレネ・アドラー、オサスナから長身FWケナン・コドロ、プレイメイカーのMFアレクサンドル・マキシムを獲得。さらにボランチでチームを支えるダニー・ラッツァ、さらには若手CBアレクサンダー・ハックらの延長にも成功している。