結婚会見時の市川海老蔵と小林麻央さん

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「昨日、麻央が旅立ちました」

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 6月23日、乳がんで闘病していたフリーアナウンサーの小林麻央さん(享年34)が前夜に死去したことを受け、夫の市川海老蔵が都内で記者会見を開いた。

「麻央さんは'14年2月に受けた人間ドックで乳がんが疑われ、同年10月の再検査で乳がんと判明しました。そして昨年6月に海老蔵さんが麻央さんの乳がんを公表したのです」(ワイドショースタッフ)

 '10年3月に電撃結婚したふたりは、同年7月に5億円をかけた挙式・披露宴を行ったことも話題に。しかし結婚後も海老蔵の“素行”にたびたび問題があったというのは、とある芸能ジャーナリスト。

「独身のころから“酒グセ”が悪く、飲みの場では周囲から敬遠されていました。ロンドンでの仕事の打ち上げでは、酔って女性スタッフを口説くのがあまりにもしつこかったため男性スタッフが止めに入ると“逆ギレ”。その男性のパスポートをビリビリに破いてしまったそうです」

 結婚後も“夜遊び”が止まらず、'10年11月には“アノ事件”が。

「海老蔵事件」を乗り越えて

「西麻布のとあるバーで元暴走族の数人とトラブルになり、顔面を陥没骨折、前歯を折るなどして重傷を負いました。その後の報道では、“テキーラを灰皿に注いで飲ませた”“暴力をふるった”など海老蔵自身にも非があったといわれています」(スポーツ紙記者)

 帰宅した海老蔵の変わり果てた姿に驚愕した麻央さんは110番通報。病院にも緊急搬送され、数日後に手術も行われた。

 その後、麻央さんは海老蔵が入院していた都内病院に泊まり込み、“献身的な看病”を続けていたという。

「友人には“あんなに落ち込んだ彼の姿は見たことない”と、海老蔵さんをとても心配していました。『不眠症』になるほど必死に支えていた麻央さんは、目の下にも深いクマができていて、かなりやつれていたことを覚えていますね」(麻央さんの知人)

 この出来事を深く反省した海老蔵は、麻央さんに対して「本当に悪かった……」と謝罪をして心を入れ替えたのだという。

「僕を変えてくれた奥さんでした」

 冒頭の会見ではこうも語ったように“暴れん坊”だった海老蔵は別人のように変わり、麻央さんが乳がんを患ってからも仕事の合間を縫って“最愛の奥さん”をサポートしてきたのだ。

「がん治療に役立つといわれる『水素温熱免疫療法』を試すために新宿のマンションの1室に“酵素風呂”を作ったり、頻繁にお見舞いにも行き、彼女を励ましていたそうです。

 長女・麗禾(れいか)ちゃんと長男・勸玄(かんげん)くんの子育てを担いながら、一緒に散歩や食事に出かけるなど麻央さんとの時間も大切にしていました」(前出・芸能ジャーナリスト)

 会見で“愛を学んだ”と涙ながらに語った海老蔵を、天国にいる麻央さんはこれからもずっと見守っているはずだ――。