「コブクロ」の小渕健太郎

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フォークデュオ「コブクロ」の小渕健太郎と黒田俊介が21日、都内で行われた、映画『ちょっと今から仕事やめてくる』の試写イベントに出席。同作のために書き下ろした楽曲「心」を生披露した他に、小渕がサラリーマン時代に味わった意外なエピソードを明かし、来場者を驚かせる一幕があった。

小渕が、20代だった頃の当時を回想。「これから音楽をやりたいです」という退職理由を話し、勤めていた会社に辞表を提出したそうだ。

「支店長に辞表を出したら、もう2時間ぐらい説得された。それでも「音楽をがむしゃらにやってみたい」と言い続けていたら、その方も何も言えなくなって…。でもですね、そこから、たらい回しですよ。偉い人に対面する連続でした」

「いろんな本部の部長に会いに行かされて、その中には、とにかくお世話になっている人っているじゃないですか、辞めるに辞めらないという上司の方がいて、最後の1人でした」

「その方が、ばぁーっとやって来て、『小渕くん、どうしたんや』って声をかけられて、僕はまた、一から辞めたい理由を説明しないといけないと感じて『僕は音楽をやりたくなって、本当にすいません」と謝ったのです」

「すると、その方は『小渕くん、歳いくつや?』って聞いてきたんです。僕は
『1977年の何月何日生まれです』と答えたら、『俺、最近、ハマっている占いがあるんや』という反応が返ってきて、本当に、占いの本をペラペラとめくり始めたのです」

「占いのページを見ながら『今、平成何年だから…、えっとなぁ、おまえの運勢、人生最大の転機って出てるぞ』って言ってくれたんです」

(500名ちかく入った会場から『えーっ!』と驚きの声)

「その上司の方は、僕の肩をポーンと叩いて『お疲れさん』って言ってくれたのです」

(客席からは、さらに別の声が聞こえた)

「僕が思うに、その方は別のことが書いてあっても、そう言ってくれたかもしれないです。そのことは、謎なのですが、みんなに向かって『小渕のこと、これからも応援せーよ』とも言って、温かく送り出してくれました」と最後の最後まで、見守ってくれたやり取りを紹介していた。

▼ 「先行プレミア上映会」に臨んだ、コブクロ

(左から)小渕健太郎、黒田俊介


この日のプレミア試写会には、主演の福士蒼汰工藤阿須加の両名も、会場に駆け付けていた。

今作は、60万部を超えるベストセラーで、北川恵海氏による同名小説を映画化したもの。今の時代に即した重いテーマ「長時間労働」「パワハラ」「自殺」などを扱い、働く人たちの共感の涙を誘う内容が盛り込まれている。

映画『ちょっと今から仕事やめてくる』は、5月27日から全国東宝系にてロードショー。そして、主題歌に採用されたコブクロの楽曲「心」は、5月24日にリリースされる。

▼ 「先行プレミア上映会」でのフォトセッション

(左から)工藤阿須加福士蒼汰小渕健太郎、黒田俊介


▼ 盛り上がったトークショーの様子

(左から)工藤阿須加福士蒼汰小渕健太郎、黒田俊介



福士蒼汰小渕健太郎、黒田俊介









黒田俊介


▼ 映画『ちょっと今から仕事やめてくる』予告2


■関連リンク
映画『ちょっと今から仕事やめてくる』 - 公式WEBサイト