MF香川真司、アクションサッカーに意欲…「自分が担う役割は大きい」《ロシアW杯アジア最終予選》

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▽ヴァイッド・ハリルホジッチ監督率いる日本代表は26日、埼玉スタジアム2002でトレーニングを実施した。

▽練習終了後、MF香川真司(ドルトムント/ドイツ)がミックスゾーンでメディア陣のインタビューに応対。ホームで迎えるタイ代表戦において、守備からの鋭い攻撃で勝利を手にしたUAE代表戦とは逆の戦いを予想し、「自分が担う役割は大きい」とアクションサッカーの体現者として名乗りを上げた。

◆MF香川真司(ドルトムント/ドイツ)

──チームの雰囲気

「この前の試合はどちらかというと、相手のストロングを消すという作業がチームとして強調されていた。それをしっかりとチーム全体でやり切って、勝つことができた。そこはアウェイでの戦いということで、色々な戦いがあっても良いと思っている」

「勝ち点3を取れたことが何よりも大事。そこに関して大きな自信を得ることができた。ただ、次の試合は全く逆の展開というか、おそらくホームの僕らがボールを保持した中で課題とする戦いが待っているのかなと。なので、違った戦いになる」

──ホームので一戦

「このW杯の最終予選、2次予選を含めて、引かれた相手に苦労している。ただ、チャンスだったり、得点を奪う形だったりをもっともっと共有していかなくちゃいけない。それがすごく大事になってくると思う」

──引いてきた相手を崩すイメージ

「色々なイメージはしていきたい。簡単に、綺麗に崩せる相手じゃない。セットプレーもそうだし、前線からプレッシングをかけた中でのカウンターもそうだし、色々な形があっても良い。一番は自分たちがどうやって戦っていくのか。積極的に、そういったメンタリティをもってやっていくことが結果に繋がっていくのかなと」

──熾烈なポジション争い

「競争は激しい。誰もポジションを確立している選手はいない。結果を残さないと評価はされないし、どんどん入れ替わる世界。やるべきことをやるというのを重視することで結果がついてくると思っている。まずは勝つことが大事だし、W杯に行くことが大事なので、自分の役割を、自分の個性を生かしていけるように絡んでいきたい」

──自身が描くプレービジョン

「もっともっとボールに絡まないといけない。そして、もっと動きの中でプレーしていきたいなと。スペースがなかったり、守備を固めてくることが想定される中で、自分がどう動くかが試される戦いになる。自分のやりたいことであったりを自分の判断でどんどんやっていきたい」

──予想されるタイ戦の展開

「次の試合は自分たちが主導権を握るようになると思うので、積極的にアクションサッカーをトライしていきたい。その中で、自分が担う役割は大きいと思っている。そこのイメージを準備していきたい」

──心身がマッチしている状況

「そうなるように準備してきた。ただ、絶対負けられない試合だし、プレッシャーも個々に感じているはずなので、しっかりと準備していきたい」

──イメージする両ウィングの使い方

「そこが今の1番の強みなので、そこをどう生かすのかが1つの大きなポイント。次の試合でスペースを与えてくれない中で、同じことをやっても難しさが出てくると思う」

「もちろん、チームとしての狙いをそこに持ちながらもできなかったときの動きだったり、そういうアイデアを自分が生み出さないといけない。個人的な戦術であったり、個人的なアイデアだったりを生み出していかないと彼ら(ウィング)も生きてこないかなと」