2試合連続の決勝ゴールを挙げた神戸の大森。写真:川本 学

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[J1リーグ・4節]神戸 1-0 磐田/3月18日(土)/ノエスタ

 好調の神戸が、今季G大阪から移籍加入した大森晃太郎の2試合連続となる決勝点で、開幕4連勝を達成し首位をキープした。

【神戸1-0 磐田 PHOTO】大森の決勝弾で神戸が4連勝、首位を堅守!

 3連勝で迎えたホームの磐田戦。神戸は立ち上がりからチャンスを迎える。4分にロングスローから渡邉千真がヘディングシュートを放つが、クロスバーを直撃。神戸は両サイドが徐々に積極的な位置取りで押し込み、14分には渡邉千真が決定的なシュートを放ったが、GKカミンスキーの好守に阻まれた。

 結局、前半は好機を活かせずスコアレスで折り返したが、神戸は後半立ち上がりのチャンスをモノにする。

 46分、ウェクスレイが右サイドを切り込みチャンスを広げると、渡邉に当たってこぼれたボールを拾った大森が相手DFふたりをかわして、右足を振り抜く。強烈なシュートがカミンスキーの手をはじいてゴールネットを揺らした。

 その後は、互いにアグレッシブに攻め合う展開に。磐田は61分に小川航基がデビュー。前線でその小川航を経由した攻撃で、磐田もチャンスを掴んでいく。71分には松浦拓弥のシュートがポストを直撃し、こぼれ球を太田吉彰が押し込むもオフサイドの判定に。

 結局、激しい撃ち合いを1点差で制した神戸が、開幕4連勝を達成した。

 殊勲の決勝ゴールを放った大森。試合後のインタビューで、ゴールの感想を問われ、
「うれしいです」と一言。さらに相手DFふたりの動きをよく見たシュートだったことを問われ、「そのとおりだと思います」とやはり一言。チームの勝利には「勝てたことが一番。嬉しく思います」と淡々と語った。

 さらに、ホームサポーターの前での勝利は格別かと問われると、「そうですね、はい」。最後に、「次戦への意気込みは?」の質問にも「次も勝てるように頑張ります」と、あくまでマイペースを貫く対応を見せた。
 
 実は前節・仙台戦後のヒーローインタビューでも同様の“塩対応”を見せていた大森。独特のスタイルを持つニューカマーの活躍によって、首位・神戸の快進撃が続く。