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30代はFacebook、20代はTwitterとInstagram

では早速、SNSの使われ方の違いをみていきましょう。まずは各SNSの年代別利用傾向がどうなっているのかについてご紹介します。
アカウントのアクティブ率(※)はLINEが全世代で9割以上と、圧倒的に定着していることがうかがえます。幅広いユーザーに対しコンテンツが手元に届く形で情報発信ができる優秀なツールといえるでしょう。一方、年代別のアクティブ率に異なる傾向が見られたのはFacebook、Twitter、Instagramの3つでした。

出典:2016年1月実施/メール&クロスチャネルユーザー動向調査2016年版(エクスペリアンジャパン)

Facebookは30代〜40代の、TwitterとInstagramは20代のアクティブ率が9割以上と非常に高く出ています。
各年代によってSNSの利用目的や、各自がそこで表現したい自分、周囲から評価されたい視点というのは異なります。すると、SNSの利用傾向が顕著に分かれるというのはある意味当然のことかもしれません。SNSを活用する際は、アプローチをしたい年代層のユーザーがどこに多く集まっているのか、という視点も参考になります。
加えて、SNSの特徴、たとえばInstagramは写真や動画がメインといった点を踏まえ、コミュニケーションを検討するとよいでしょう。


若い人にはあたりまえ? 繋がるだけじゃない、SNSの意外な使われ方

年代によってSNSの利用傾向が大まかに把握できたら、次に気になるのはユーザーがどういう用途で利用しているのかという点。実はこちらも、SNSによって傾向が分かれているんです!


出典:2016年1月実施/メール&クロスチャネルユーザー動向調査2016年版(エクスペリアンジャパン)


特に着目したいのは、TwitterとInstagram。どちらも、情報検索と自らの情報発信を目的として利用しているユーザーが多数となりました。前述の通り、TwitterとInstagramは若年層のユーザーが多いことも加味すると、若い人の情報検索ツールとしてTwitterやInstagramが重宝されていることが伺えます。ウェブ検索でのSEO対策ももちろんですが、TwitterやInstagramのSNSでも、ユーザーの検索流入が確保できるよう、ブランド・商品の呼称の統一やハッシュタグを積極的に活用したいところです。

SNSには、ユーザーの“今”があふれている

SNSは、ユーザーが自らの嗜好や興味・関心を投稿している場でもあり、企業の投稿に対してユーザー自身がダイレクトに反応を返してくれる場所でもあります。ターゲットとしたいユーザーのニーズを調査・分析し、うまく活用すれば、ユーザーの共感が得られやすいコミュニケーションのノウハウを蓄積できる場所ともいえるのではないでしょうか。

企業側もユーザーのようにSNSを上手に使い分けることで、新しい顧客接点としての可能性が広がるはずです。