XFN-ASIAによると、英石油メジャーBPの中国法人、 BP中国のダン・ウエストブルック社長は29日、北京で講演し、同社の中国向けLNG(液化天然ガス)供給を拡大するため、中国3大石油会社と交渉していることを明らかにした。同社長は、LNGの中国への供給で「ペトロチャイナとCNOOC(中国海洋石油)、サイノペックの3社と交渉中だ」と語った。

  中国政府は、中国石油最大手のペトロチャイナにLNG受け入れ基地を江蘇、河北、遼寧の各省に建設する仮許可を与えており、同社長は、ペトロチャイナは「LNG受け入れ基地へガス供給元を探している」と述べた。BPはまた、CNOOCの広東省でのLNGプロジェクトで30%の権益を持っており、BPが7.2%保有しているインドネシアのタングLNG鉱区は、CNOOCの福建省のLNG受け入れ基地に最低25年間LNGを供給することで合意している。【了】