28日にコロンビアで起きた飛行機墜落事故でブラジル1部シャペコエンセの多数のチーム関係者が犠牲になったことを受け、各地で追悼の意を表す行動が取られた。

ブラジルの各クラブはシャペコエンセに連帯の意を表しており、一部報道によると、同クラブへの選手の無償貸し出しや、今後3年間は降格なしという措置を取るようにブラジルサッカー連盟に申し出たと言われる。


インテルナシオナウの本拠地ベイラ=リオや、アトレティコ・ミネイロのオフィスは、緑にライトアップされた。緑はシャペコエンセのクラブカラーだ。




ブラジル以外でもミュンヘンのアリアンツ・アレナやロンドンのウェンブリーなど、世界各地のスタジアムが緑にライトアップされている。




スタジアムだけではない。リオデジャネイロの観光地コルコバードのキリスト像や、パリのエッフェル塔なども、緑の光に包まれた。


一方、かつて多くの犠牲者を出した悲劇を経験しているクラブも、シャペコエンセに想いを寄せている。「ヒルズボロの悲劇」で知られるリヴァプールは、29日にリーグカップ準々決勝でリーズと対戦。試合前にサポーターが「You'll Never Walk Alone」を歌い、1分間の黙とうがささげられた。