[ドデスカ!‐名古屋テレビ]2016年11月16日放送の「ニュースブックマーク」のコーナーでは、二転三転する鈴鹿市の給食中止問題について紹介されていました。

鈴鹿市では教育委員会が野菜の高騰を理由に二日間の給食中止することを決定した後、末松則子市長が給食中止を撤回していました。

画像はイメージです(Osamu Iwasakiさん撮影、Flickrより)

市長は一日分は3学期の献立を見直し食材費を抑えて作ることで対応し、もう一日分は災害を想定した炊き出し訓練を行って提供するという対策案を提示しました。約185万円かかる炊き出し訓練の食材費は、公費で負担するとのことです。

市長は大変苦慮した結果ということでご理解いただきたいとお話されました。

鈴鹿市の給食中止問題が出た後、野菜など食材を提供したい、現金を寄付したいなど、約10件の問い合わせがあったそうですが、鈴鹿市の担当者はありがたいが、寄付では給食費の赤字問題の根本的な解決につながらないと回答したとのことです。

鈴鹿市はこの見直し案を元に、今月中に結論を出すとしています(放送後、21日に正式決定となりました)。

炊き出し訓練を行い給食を提供することで一石二鳥のような感じもしますが、給食には公費が投入できないはずが、今回は「炊き出し訓練」という名目で公費投入するのかとの声も上がりそうです。なかなか、難しい問題ですね。(ライター:moca)