【警告】日本=なし サウジアラビア=A・マグルシ(59分)、A・アラムリ(109分)、アルナジ(120分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】藤谷 壮(日本)

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【チーム|採点・寸評】
U-19日本代表 5.5
フィジカルと縦へのスピードで上回る相手に終始劣勢に回った。今大会を通じて安定感を顕示してきた守備陣の貢献もあってなんとか凌いだが、チャンスらしい形を作れなかったのは反省材料。ただ、これまでとはワンランク違った相手と戦えた経験は貴重な財産となるはずだ。

【PHOTO U-19アジア選手権 @試合】PKでサウジアラビアに勝利し悲願のアジア制覇 

 
【選手|採点・寸評】
GK
1 小島亨介 6
開始1分にポスト直撃のシュートを撃たれたが、動揺せず落ち着いてプレー。ハイボールへの対応、DF陣との連係にも問題はなかった。
 
DF
3 中山雄太 6
1対1の勝負で後手に回りピンチにつながった38分のシーンは頂けなかったが、それ以降は徐々に落ち着きを取り戻す。安定したポジショニングで、最終ラインを上手く統率した。
 
5 冨安健洋 6
マッチアップしたA・アルヤミのスピードにやや苦戦するも、セーフティなプレーを心がけながら難を凌ぐ。対人戦では一歩も引かず激しく渡り合った。
 
2 藤谷 壮 6.5(94分 OUT)
スピード豊かな突破はこの日も健在。人数をかけた相手のプレスにも動じず、積極果敢に縦に仕掛け続けたファイティングスピリットは評価したい。
 
19 舩木 翔 6
サウジの「10番」A・アルクフライフの脅威に晒され、思い切りのいい仕掛けは数える程度に。一方で守備では大きく崩れることはなく、味方のサポートもそつなくこなした。
MF
17 市丸瑞希 5(75分OUT)
これまでとは個の質が異なる相手ともあって、さすがに自由にはプレーさせてもらえなかった。体格で上回る相手との競り合いで後手を踏むのも致し方なかったか。
 
10 坂井大将 5.5
相手とのミスマッチを承知で果敢にチャレンジ。球際でボールを奪い切るシーンはほぼなかったが、泥臭く攻守に奔走する姿勢は良かった。
 
8 三好康児 5(60分OUT)
打開力、プレースキックともに脅威を示せず、不完全燃焼に終わったのは否めない。脚を負傷した影響もあり、後半途中でピッチを去った。
 
15 堂安 律 5.5
フィジカルにおける分の悪さが出てしまった印象。プレスバックからの守備は効果的だったが、打開力を発揮できなかったのは残念でならない。
FW
9 小川航基 5
強靭なCBに動きを封じられ、ゴールを背にする場面が大半だった。縦パスが入っても、ボールを上手く収められなかったのは反省点に。
 
20 岩崎悠人 6
「前線をかき回す」動きで味方からパスを引き出す。チャンスには至らなかったが、豊富なスタミナを活かし何度も相手の背後を突く動きを繰り返した。
 
 
交代出場
MF
18 遠藤渓太 5.5(60分IN)
サイドでボールを受け積極的に仕掛けたが、チャンスにはつながらず……。深い位置まで攻め込むプレーがもっとあっても良かったか。
 
MF
21 原 輝綺 6(75分IN)
状況をしっかりと見極めながらスペースを確実に埋めた。狙いどころを定めたインターセプトでも貢献。
 
DF
6 初瀬 亮 6(94分IN)
足を攣った藤谷に代わって出番を掴む。決して簡単な状況ではなかったにもかかわらず、冷静な対応を見せていた。
 
監督
内山 篤 5.5
ここまでの5試合とは一転し、個の質や攻撃の迫力が段違いに異なる相手との闘いに課題を残す。来年のW杯に向けて良い教訓としたい。
 
 
取材・文:橋本 啓(サッカーダイジェスト編集部)

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。