新しい無線LAN事業「D−cubic」への意欲を語る堀江貴文社長(撮影:宗宮隆浩)

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ライブドア<4753>は15日、山手線の内側をほぼカバーした無線LANの新事業「D−cubic」を発表した。東京都港区の新高輪プリンスホテルで開かれた記者発表会で、堀江貴文社長は「どこででも普通にインターネットをつなげるサービス。ビジネススタイルを劇的に変えるかもしれない。加入者100万人を狙いたい」と意欲を語った。

無線LAN事業は、7月からスタート。東京電力系通信会社のパワードコムなどの協力を得て、東京の山手線の内側エリアほぼ全域で公衆無線LAN接続を行う。料金は月額525円と安価な上、従来より高速接続でインターネットを利用できる。アクセスポイントを既設の電柱に取り付けることでコストを抑え、2年後をめどに1都8県のでサービスを展開し、将来的には全国にサービスを拡大していく。まずフジテレビジョン<4676>が取材現場からの映像送信などに同LANサービスを活用する。

 堀江社長は同事業発表会で、「かねてからずっと考えていたサービス。場所を気にせずネットが使え、ビジネスを大きく変えるかもしれない大きな事業」とあいさつした。

 その後、フジテレビの山田良明取締役編成制作局長と壇上で同事業の活用について発表。山田局長は「取材現場からの無線LANを使った中継や、ドラマや情報番組などの配信に活用できれば」と展望を語った。【了】

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