よみがえれ!チンチン電車
10日の「路面電車の日」を記念して、路面電車が走る全国各地のまちで今週末、イベントが開催される。路面電車を持つ自治体が1995年に「路面電車サミット」を開いたのをきっかけに、6月10日を「ろ(6)でん(10)」(路電=路面電車の略)に掛けて記念日に制定した。
路面電車は、大正から昭和初期にかけて全国各地の都市部で整備され、「市民の足」として親しまれた。その後、高度成長期に自家用車所有率が増加、モータリゼーションの流れに押され、多くの都市で廃線の憂き目に。現在では、国内約20都市で走っている。
しかし近年、環境負荷が低い、省エネ型の都市交通機関として欧米で見直しが進み、最新車両「LRT(ライトレールトランジット)」が盛んに整備されている流れを受け、わが国でもまちづくりの観点から再評価され始めている。
都電荒川線(早稲田─三ノ輪橋)を運営する東京都交通局では、「路面電車の日」を記念し、各営業所で「都電荒川線チョロQ」(1個800円、4000個限定)や「『2005路面電車の日』記念バス共通カード」(1枚1000円、3000枚限定)を発売。11日には荒川電車営業所(荒川車庫駅下車)で、車庫見学会や小学生を対象にした環境クイズ大会、フリーマーケットなどのイベントを開く。問い合わせは東京都交通局電車部営業課、電話03-5320-6076。【了】
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路面電車は、大正から昭和初期にかけて全国各地の都市部で整備され、「市民の足」として親しまれた。その後、高度成長期に自家用車所有率が増加、モータリゼーションの流れに押され、多くの都市で廃線の憂き目に。現在では、国内約20都市で走っている。
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