ニューヨーク国際切手展に出展する中華郵政のブース

写真拡大 (全2枚)

(ニューヨーク 4日 中央社)世界各地の郵便切手を紹介する国際切手展「PHILATAIPEI 2016」(台北2016世界郵展)が10月21日から同26日まで、台北市内で開かれる。世界規模の切手展の台湾開催は今回が初。主催者の一つである中華郵政の翁文祺董事長(会長)は、同展を通じて台湾の存在感を向上させ、世界の人々に台湾文化への理解を深めてもらえればと期待を示した。

同展は国際郵趣連合(FIP)が後援。FIPの国際切手展は加盟国の切手収集家の交流と友好関係の拡大、切手収集活動の促進を目的としており、毎年数回開かれる。台北展には90カ国・地域、140以上のブースが出展し、コレクションを収納するフレーム数は2300を超える予定。

中華郵政とともに同展を主催する中華集郵団体聯合会の理事長で、FIP審査員も兼任する陳友安氏によると、FIPは開催期間中、台北市内で年会を開催。同展の中では、国家・国際・栄誉・青少年の4部門に分けた切手コンテストも行われる。いずれも台湾開催は初。

台湾では切手収集家の数が減ってきている。専門家の張建浜さんは、世界的切手展の開催により、新たな収集ブームが起きるのではと話した。

4月から5月まで行われたニューヨーク国際切手展のコンテストでは、台湾の林子牧さんのコレクションが金メダルを受賞している。

(黄兆平/編集:名切千絵)