東京ミッドタウンと国立新美術館を結ぶように延びる通り、“龍土町美術館通り”。ここにはホッと寛げる和の人気店が連なっていることをご存知だろうか。

酒好きは嬉しい、費用対効果の高い焼き鳥屋に居酒屋が密集するため、1軒目~3軒目までをこの界隈で過ごすことだってできるのだ!この界隈で厳選した6軒をご紹介する。



昭和レトロな空間で技ありの肴に酒が進む
六本木三ツ星酒場 朝日食堂』

居酒屋


味わいのある看板を目印に入店すると、活気あるスタッフが出迎えてくれる。居酒屋定番の「冷やしトマト」「枝豆」(各¥410)をはじめ、目の前で一気に炙られる「〆サバ」(¥626)や、ネギ塩ドレッシングの「白センマイ」(¥518)など、ひと手間かけたメニューが豊富な焼酎によく合う。

これからの季節は、オープンエアでビアガーデンも気持ちいい。年中無休というのも有難い存在だ。



【御計算書】
人数×2

お通し×2 ¥800
生エビス×4 ¥2,120
梅酒 ¥500
焼酎×3 ¥1,350
冷奴 ¥380
白センマイ ¥480
〆サバ ¥580
もやしファイヤー ¥480
牛ハラミ ¥1,480
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小計 ¥8,170
外税 ¥653
合計 ¥8,823



大人の居酒屋と呼ぶべき落ち着いた店内




店主がそばを打ち、女将が酒を選ぶ粋な店
『純手打ちそば 夢路』

蕎麦


ランチ時は忙しいサラリーマンや近隣のOLで賑わうが、夜にはがらりと雰囲気が変わる蕎麦屋。



夜はまず、焼き味噌、スモークした鴨、酒盗クリームチーズなどが盛り合わされた「蕎麦前」(¥1,080)から始め、「誠鏡」「山本」「幻」などの日本酒を合わせたい。島根から直送するのどぐろや、甘鯛(¥1,000台〜)など魚料理にも酒が進む。

〆の手打ちの十割蕎麦は、せいろと田舎が比べられる「合盛」を。コシがあり、豊かな風味が堪能できる。鰹のみで出汁をとったつゆは、キリッとした辛口。



【御計算書】
人数×2

お通し×2 ¥760
幻一合 ¥1,080
肴三種 ¥1,080
アスパラとフルーツトマトのお浸し ¥880
のどぐろ酒蒸し ¥3,200
若竹煮 ¥920
合盛×2 ¥2,000
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合計 ¥9,920




元力士が腕を振るう博多料理『五太夫』

焼き鳥・ちゃんこ鍋


店名『五太夫』は、店主の濱砂祐三氏が15年在籍した角界の名門「伊勢ノ海部屋」の初代伊勢ノ海五太夫から命名。

忠実に再現した「鶏塩ちゃんこ」(1人前¥1,944)は、美桜鶏を使った鶏団子をはじめ、もも肉や数種のきのこや野菜などボリューム満点。5時間炊いた鶏スープが身体に染み入る。



博多で人気の独特な「博多とりかわ」(1本¥194)は、九州産の鶏首皮をぐるぐると巻きながら刺し、じっくり脂を落として特製のタレを浸み込ませた名物だ。ぜひご賞味あれ。



【御計算書】
人数×2

席料×2 ¥600
おまかせ×2 ¥2,000
生ビール×2 ¥1,300
がめ煮 ¥600
赤兎馬 ¥650
白桃おろしサワー ¥500
塩ちゃんこ鍋×2 ¥3,600
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小計 ¥9,250
外税 ¥740
合計 ¥9,990


季節によってお店が変わる?!ユニークな居酒屋が登場!



シーズンでメニューを替える二毛作
『串かつ男 男おでん』

居酒屋


4〜9月は串かつ、10〜3月はおでんの店にスタイルを替えるユニークなコンセプト。「みそ串かつ」(3本¥421)は甘さ控えめに、ざるで濾したきめ細やかな生パン粉で揚げて、八丁味噌をまとわせた逸品。



ほかに、赤ウインナーやなす、うずら卵など多彩だ。通年そろえる日本ワインは、山形が中心。野菜を取り寄せているため、同じ土壌というストーリーが料理とお酒を結び付けてくれる。



【御計算書】
人数×2

農民ロッソ×2 ¥1,520
山形シャルドネ×2 ¥1,300
コーチンたたき ¥680
デトックスサラダ ¥680
串5本盛り×2 ¥1,440
みそ串かつ ¥390
生ビール×2 ¥1,100
お通し×2 ¥600
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小計 ¥7,710
外税 ¥616
合計 ¥8,326




日本酒で煮込む黒毛和牛のもつ鍋『かね萬 六本木

もつ鍋


本場博多の名店から暖簾分けを許されて12年。看板メニューの「もつ鍋」(1人前¥1,620〜)は、オーダーから30分、スープの追加不可。

その理由は、水を一切使わず、注文ごとに日本酒のみで煮込んでいるためだ。プルプルとした上質なもつや、キャベツとニラの味わいが際立つ。



大きくカットされた肉と大粒の納豆、卵黄を混ぜて味わう「サガリ焼き納豆」(ハーフ¥1,296)も絶品



【御計算書】
人数×2

お通し×2 ¥1,080
生ビール×2 ¥1,296
黒霧島 ¥648
モツ鍋×2 ¥3,240
白センマイ ¥756
かね六餃子 ¥648
サガリ焼納豆 ¥1,296
ちゃんぽん麺 ¥432
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合計 ¥9,860



飲んだ後はやはり麺!
たまにはラーメン以外で〆てみては?

『ミーバッソ 六本木

お酒の美味しい“龍土町美術館通り”には〆麺にぴったりなお店も!通常ならラーメン、だがここではインドネシアのソウルフードをチョイスしてみるのはいかがだろう。

定番メニューの「ミーバッソ」(¥950)は、好きな団子2個が選べ、7種以上の野菜は盛り放題。お酒の〆にもランチにも最適。鶏ガラをベースに6時間以上煮込んだあっさりかつコク深いスープがクセになる。サンバルソースなどでアレンジを。



パクチー入りの餃子もおすすめ



ランチ時はおひとり様ウェルカムな、明るい雰囲気