セカオワSaori「いじめられたくて いじめられてたわけじゃない」

SEKAI NO OWARIが、4月1日放送のTOKYO FM「SCHOOL OF LOCK! セカオワLOCKS!」に出演。中学時代いじめをきっかけに転校し、高校進学で以前のクラスメイトやいじめていた人に再会することを不安に感じているリスナー（15歳・女性）と直接電話で話し、エールを送りました。電話を切ったあと、あらためて“いじめ”について4人で話し合いました。

Fukase「いじめの問題とかってさ、ファンレターに書いてきてくれることもあるよね。さかなクンさんが言ってたことだけど、魚や動物にもイジメがあるわけじゃん。だから気持ちの問題というより、本能に刷り込まれてる気がするんだよね」

Nakajin「集団社会における生物の行動で、必ずあることなのかもしれないしね」

Fukase「だからさ、ポスターとかで『いじめかっこ悪い』とかって書いてるけど、かっこいいからやってるとか、かっこ悪いからやらないとかじゃないじゃん。だからもっと生物学的にというかさ」

DJ LOVE「集団が形成された時点で起こりうることだということを、理解しておかなきゃいけないってこと？」

Fukase「うん。だからいじめという行動は、人間とか生物が持ってる本能だという可能性があるじゃない。だから『いじめかっこ悪い』みたいなメッセージを訴えかけていくっていうよりも、もっと専門的なことなのかなって思うけどね」

Saori「私も、小学校の時にいじめられてたっていうか」

Fukase「尖ってたからね〜Saoriちゃんは。ナイフのようだったからね」

Saori「それはまぁ、私にも問題があったわけだけど」

Fukase「孤独って感じだったよね」

Saori「小学校の私はすごかったからね（笑）。でも小学校から中学校に上がった時、小学校時代にいじめてた子達も同じ学校だったの。でも、中学校に行くとクラスも増えて、遊ぶ友達もたくさん選べるしね。同じ水槽の中にいなくなったら不思議と敵対もしなくなって、というか仲良くなれた。全然何事もなかったかのように」

Nakajin「うん」

Saori「今はなんとなく分かるんだよね。変な言い方だけど、彼女達がやりたくていじめてたわけじゃないし、私もいじめられたくていじめられてたわけじゃない。なんかそのシステムの中では、どうしてもそういう雰囲気になっちゃってたというか。それが1回水槽から出ちゃったら、全然なんてことなかった」

Nakajin「そうだね。中学校っていう器を出ちゃったら、もう全然違う人間関係ができるわけだしね」

Saori「だから、改めて心配いらないよと言いたいです」

Nakajin「大丈夫。大丈夫です」