2016年3月7日深夜から翌8日朝にかけて、東京都心をはじめ関東各地に濃い霧が発生した。前日の雨により、空気中に残った水分が夜間冷やされ、濃霧となったと見られている。このため羽田空港を発着する便が欠航する他、各種公共交通機関に影響が出た。

7日深夜には、次のような写真付きのツイートが投稿され、話題となっている。

7日23時20分、霧に包まれ神秘的な表情を見せる東京の街並みが、写真に捉えられている。

この後、ツイッターには濃霧の中の東京の様子を伝える投稿が続く。それは、いったいどんな光景なのだろうか。

霧の中に溶ける二大タワー

霧の東京。写真はイメージです(midorisyuさん撮影,Flickrより)

日付が変わって、届いたのはこんなツイートだった。

霧に霞む東京スカイツリーである。「スカイツリーが亡霊みたいになってました」というコメントが付いている。

夜が明けて、今度は東京タワーがこんな様子だった。

東京タワーが半分しか見えていない。「霧がすごくて先っちょ見えてねぇよ!?」というコメント付きだ。亡霊のようなスカイツリーに、先っちょが見えてないタワー。なんとも不思議な景色だ。

幻想的といえば、たしかに幻想的である。

「東京だって、未来は霧の中?♪」という人もいた。達観である。

濃霧は日差しとともに収まり、午後は春本番の暖かさとなった。