3年連続日本一のうどん「鬼ひも川」を食べてみよう!群馬県・館林の「花山うどん」に行ってみた。
「日本でもっとも暑い街」で知られる群馬県館林市。
2007年には40.3度を記録するなど、その暑さから毎年のようにニュースを賑わせる関東有数の暑さを誇る街です。
そんな暑さで有名な館林において、気温以上にホットな話題を集めているグルメがあります。
それが、3年連続日本一のうどんに輝いた「鬼ひも川」。
今回は、3年連続一位に輝いた館林が誇る名物うどん「鬼ひも川」を味わえる名店「花山うどん」をご紹介します。
・群馬県館林市の老舗「花山うどん」
創業は今からさかのぼること約120年の明治27年、群馬県館林市に「花山うどん」は産まれました。群馬県の豊かな土地で採れる良質な小麦を使用して作られるうどんは、かつて天皇家にも献上されたこともあるほどの由緒ある逸品。現在は5代目店主が切り盛りするお店は、「うどんの常識を覆す感動を与えたい」という想いのもと、長い歴史と伝統がつまった絶品のうどんを作り続けています。
・3年連続日本一のうどん、それが「花山うどん」
そんな由緒正しい「花山うどん」は、3年連続日本一のうどんに輝いたことで注目を浴びています。全国から15の店や団体が集まり、「日本一のうどん」の栄冠をかけて争われる大会「うどん天下一決定戦」。2013年に開始され過去3回行われている「うどん天下一決定戦」は、2014年には17万人を超える来場者が集まり、うどん好きに大好評のイベントです。そんな日本最大級のうどんイベントである「うどん天下一決定戦」において、2013年から3年連続で優勝をとげ、絶対王者との呼び声高いうどん店こそ「花山うどん」なのです。
・名物、鬼ひも川
「花山うどん」を3年連続優勝に導いたうどんが「鬼ひも川」です。鬼ひも川とは、幅5センチもある幅広麺のことで、見た目のインパクトもさることながら、独特なモチモチとした食感とツルッとしたのどごしが自慢のうどんです。今でこそ全国から注目を浴びるようになった鬼ひも川ですが、その歴史は順風満帆なものではなかったそうです。元々、花山うどんの2代目店主・橋田藤吉によって生み出され、大正時代から昭和30年代にかけて販売されていた鬼ひも川。ところが、製造が難しいため昭和30年代から約50年間ほどは販売中止となっていたそうです。その空白の50年間を乗り越え、当時の製法を忠実に再現して鬼ひも川を復活させたのが今の5代目店主。うどんに対する情熱が時代を超えて愛される味わいとなり、「うどん天下一決定戦」において絶大な支持を受け、3年連続の優勝という前人未到の大記録を樹立するキッカケとなったそうです。
・美味しい食べ方
「花山うどん」名物の「鬼ひも川」。その味わいをより一層楽しむためには、3段階のオススメの食べ方があります。最初はうどんのみ、次に具材とよくかき混ぜて、最後はわさびを入れて味わうのがオススメとのこと。そうすることで、まずは「赤城の風」という群馬県産の小麦を使用した麺の小麦の甘みを味わうことができ、次に器の底に溜まっているダシ醤油のコクを具材とともに味わうことができます。最後にわさびを入れて味わえば、さっぱりとしたうどんを堪能することができるそうです。幅5センチもある麺は、普通のうどんに比べ小麦本来の甘みが強く、食感も非常にモチモチしており、ツルツルっと気持ちのいいのどごしも楽しめるため、うどん好きであれば一度は味わっておきたい逸品といえます。
3年連続で日本一に輝いた「鬼ひも川」。
「日本一暑いまち」の群馬県館林を訪れた際には、「日本一のうどん」を味わってみてはいかがでしょうか。
約120年続く老舗が生み出すうどんには、長い伝統に裏付けられた確かな技術と情熱とが込められているに違いありません。
Post: GoTrip! http://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア
お店 花山うどん(お食事処 花やま)
住所 群馬県館林市本町2-3-48
営業時間 11:00〜15:00(鬼ひも川は月〜金曜日は13:00より提供)
定休日 日曜日、毎月最終土曜日(臨時休業有)
お店のHP http://hanayamaudon.co.jp/