タイガースネークが丸呑みに(出典:http://www.watoday.com.au)

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噛まれた場合の致死率が非常に高く、蛇の猛毒ランキングでは常に上位に食い込むタイガースネークだが…。『watoday.com.au』が伝えている。

西オーストラリア・パースから車で4時間半南下すると、原生林が広がり大自然の見所がいっぱいの町、ウォルポールに行き着く。西オーストラリア野生動物・公園管理局(Department of Parks and Wildlife)に勤めるジャニーヌ・リデュローさんがウォルポール北西の小道で撮影したのは、ローゼンバーグオオトカゲ(southern heath monitor)がタイガースネークを丸呑みしようとしている瞬間をとらえたものだ。

「お腹を空かせたローゼンバーグオオトカゲほど怖いものはないよ。タイガースネークといえどもイチコロさ」とリデュローさん。大きいもので210センチにもなるタイガースネークは俊敏で攻撃的と言われるが、タイガースネークが反撃する間も与えずに勝敗は決まったようだ。

ローゼンバーグオオトカゲは西オーストラリア州南西部や、同州を流れるスワン川の北西部などに棲息する。体長は1.5メートルになり、鳥、爬虫類、小動物、卵や死んだ動物の肉を食べるが、オオトカゲを攻撃する動物はほとんどいないという。

リデュローさんは「もう20年もこの仕事をしているけれど、こんな場面に遭遇したのは初めてだよ」と驚いた様子だ。その写真は野生動物・公園管理局のフェイスブックに“Dinner time!”としてアップされたが、フォロワーから「すごい写真。でもこのあたりで車から降りるのは危険なようだね」「うちの庭にもオオトカゲが巣を作っていたことがあったの。赤ちゃんを見たときはビックリしたけど」など様々な声が寄せられている。

出典:http://www.watoday.com.au
(TechinsightJapan編集部 A.C.)