君島ブランド崩壊後18年 続く絶縁状態 立洋氏「資金援助拒否された」に、明氏は「そんな話は知らない」
13日に放送された「芸能人つまずきビッグデータ」(フジテレビ系)では、18年前にマスコミを賑わせた、君島一族の問題を取り上げ、過去の騒動が終わっていない状況が明らかになった。
君島一郎の息子である、長男の立洋氏がインタビューに応じ、明氏が電話インタビューで出演した。
世界的に有名だった、トップデザイナーの君島一郎氏が突然亡くなったのが18年前。
総資産は50億円。
複雑な家族環境で、本妻の間に生まれた立洋氏と、内縁の妻との間に生まれた明氏がいる。
立洋と明がはじめて出会ったのは、一郎の霊安室でそこから、ブランドを巡って異母兄弟による確執が始まった。
そして、一郎の遺言により「君島インターナショナル」は、明氏が受け継いだ。
マスコミによる、連日のスキャンダル報道で、ブランドのイメージが悪くなったこともあり、売上げが激減。1年後には店が次々と閉店していき、倒産したと噂された。
過去は一切マスコミに対してのコメントを避けたが、今回電話にて初めて発言をした明氏。
「崩壊とか倒産とか言われますが、廃業いたしました」と、明氏は倒産説をまず否定。
そして、収録前日に立洋氏がインタビューに応じており、そのVTRが流された。
立洋氏は、当時、君島の店がどんどん閉店していく状況を見て、「ある程度そうなるとは思っていた。あまりにも早いのでビックリした。資金的にも援助をすると言ったが、結局のまなかった」と、資金繰りを拒否されたと明かした。
しかし明氏はこのVTRを見て、「(資金援助の話は)なかったですよ。今、初めて見てビックリした。初耳。聞いたことがない」と、驚きの声。
もし、当時そのとき援助の話を聞いていたら、「協力して頂けるなら、あらゆる手は考えたと思います」と言い、「(援助の話があったとは)信じられない」と、寝耳に水という感じだった。
一郎氏が残した資産は、店や土地や建物、株などが多数あった。
遺産の行方に関して、「プラスの部分はそれぞれ振りわけて、マイナスの部分も同額あって、それは全部私だった」と、マイナスはすべて明氏が背負ってキツかったと新事実を初告白した。
VTR出演した立洋氏は、スタジオの横で収録を見守っており、司会の爆笑問題からスタジオ内に入ることを促されたが拒否。
資金援助の件に関しても質問されたが、頭を下げるのみで終始無言を貫き通した。
明氏は「もういいじゃないですか。今さら対立するつもりはないし、そういうつもりで私も立洋さんも出てきていない」と、理解を示した。
結局、資金援助の件に関しては、不明のままだった。
立洋氏はVTRで、「(過去にコメントしていたのは)母親を守るために、真実を伝えなければならない」と、ブランドよりも母親のために、真実と違うことを訂正するためにコメントしていたと述べている。
一方、明氏は当時一切メディアに出演しなかったのは、「どんどんイメージが悪くなっていたので、対立や骨肉の争いの構図を作ってはいけない。会社や家族など守るべきものがあった」と、マスコミにコメントすることでさらに、影響を及ぼすことを恐れたと語った。