アルバロ・モラタがユヴェントスとの契約を2020年まで延長した。シーズンが開幕してから最も難しい時期にあるモラタを、ユヴェントスは確保した形だ。強いメッセージと言えるだろう。モラタは最近の試合でベンチスタートが続き、ゴールのチャンスも外している。

だが、レアル・マドリーから加入したモラタについて、古巣レアルは2016年か2017年の夏に3000万ユーロ(約39億9000万円)で買い戻すオプションを手にしている。

ユヴェントスの意図は明白だ。具体的には、2019年までだった現行契約の250万ユーロ(約3億3000万円)というサラリーがアップすることになる。一方のレアルの意図はユヴェントスほど明確ではない。攻撃陣の選手は豊富で、補強の優先候補はモラタではないだろう。

モラタの今後は、選手本人の希望が決定的要素となる。モラタは常にトリノで居心地よく暮らしていると言ってきた。ただ最近は、トリノに来てから最も良くない日々を過ごしている。

それでも、モラタはツイッターで「僕は何度も倒れたけど、常に立ち上がってきた」とコメント。「#Morata2020」とハッシュタグをつけ、「最後まで『頑張れユーヴェ』だ」と述べている。