カトパン、フジ9月退社報道のウラ側「大手事務所とコンタクトはとっている」
フジテレビの女子アナウンサー、加藤綾子(30)の退社報道が波紋を呼んでいる。7月15日付のスポーツニッポンが1面で同アナが、「9月いっぱいで同局を離れる」とのスクープ記事を掲載したのだ。
「カトパン」の愛称で知られる加藤アナ。視聴率合戦で苦戦が続く同局で、エース級として活躍を続ける彼女の決断を伝える報道の影響は大きかった。
「スポニチの一報を受け、スポーツ各紙の芸能担当記者がウラ取りに走った。対応したフジテレビの広報は『聞いていない』の一点張りで、情報の真偽については否定も肯定もしなかった。そのこともあって、加藤アナの退社が既定路線であるとの見方が一気に広まった」(スポーツ紙芸能担当デスク)
その日はちょうどフジテレビの定例会見の当日。会見では当然、記事の内容についての質問が飛び出した。
ここでフジテレビの亀山千広社長(59)の口から正式な発表があるものと思われたのだが……。
会見に出席した記者の1人は、
「亀山社長は、報道を『まったくありません。本人が一番びっくりしたのではないか』と全否定したのです。これまでもフリー転向説が度々伝えられてきた加藤アナですが、亀山社長は『退社の意思表示はない。めざましをやめることもない、来年の春も秋も(退社は)一切ない』とまで言い切った。ここまで言うのだから、ひとまず9月末での退社はなさそうです」
と明かす。では、なぜこんな?飛ばし記事?が出たのか。
浮上するアミューズ移籍説そこには売れっ子の加藤アナを狙う芸能事務所の影がちらついている。
「スポニチは、『芸能界のドン』との異名を持つ大手芸能事務所の社長と近い関係にある。これまでもこの社長周辺からのリークで、多くのスクープをモノにしてきている。今回の報道は、加藤アナの退社を促すため、この社長が仕掛けたものである疑いが強い」(先の記者)
つまり、今回の一件は、芸能マスコミを使った局側への牽制の可能性があるということだ。
「ただ、煙がないところに火は立たない。こんな話が出るのは加藤アナが退社も視野に入れて、事務所関係者と接触を図っているということだ。実際、退社後の受け入れ先候補として複数の事務所の名前が挙がっている。その候補のひとつが歌手の福山雅治やサザンオールスターズが所属する大手事務所『アミューズ』ではないかという話も出ている」(同前)
電撃退社はあるのか。その動向から目が離せない。
(取材・文/浅間三蔵)