ドコモなどが進める次世代通信LTE Advancedは超高速だけど、今のスマホで本当に必要なの?

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今、スマホで使われるモバイル通信は、次世代通信「次世代LTE」、あるいは「リアル4G」と呼ばれている「LTE Advanced」への移行が進行中だ。

NTTドコモではデータ通信速度が最大225Mbpsの「PREMIUM 4G LTE-Advanded」サービスを3月より開始している。
段階的に300Mbps、1Gbpsと引き上げていくとのことで、理論的には5Gbpsのデータ通信速度も実現できるという。

●現状のサービスを利用するならLTEでも十分?
一方で、LTEと競合になるデータ通信サービスのWiMAXも、既にWiMAX2+を開始していて、理論値で最大220Mbpsの速度を実現している。
現在のLTE通信は、理論値で100Mbpsと、スマホで使うのは、これでも十分に高速だ。電波状況が良ければ、実測値で20〜40Mbpsの速度を実現することもある。
YouTubeの動画を見る場合に必要なデータ通信速度が2 Mbps程度なので、現在のLTE通信の実速度は十分な速度だと言える。
現在でも電波状況が悪いエリアや条件下でなければ、スマホでのウェブページの表示やメール、メッセージの表示などでストレスは感じることは無いだろう。

現状のLTE通信サービスでも十分な速度なのに、これ以上の高速性はオーバースペックにも感じることもある。
しかし、モバイル通信での高速性の追求と提供は、カタログスペック上の優位性でもあるが、今後のサービスに広がりを持たせる目的でもある。
たとえば
今後の映像配信は、4Kの画像や動画のストリーミングなど高画質化が進められている。こうした大容量データの送受信には、今以上に高速なLTE Advancedの通信速度が必要となるからだ。

ただし現状、まだNTTドコモの「PREMIUM 4G LTE-Advanded」に対応するスマホ製品はなく、Wi-Fiルーターの「Wi-Fi STATION HW-02G」、「Wi-Fi STATION L-01G」が対応するのみだ。また「PREMIUM 4G LTE-Advanded」は、複数LTEの周波数帯域を束ねて提供する方式なので、1.5GHz帯に対応しないiPhone 6とiPhone 6 Plusでも使用できない。

また、もし4K動画の配信がはじまったとしても、現状ではすぐにデータ通信制限の上限である7GBや5GBを超えてしまう可能性もある。
そもそもモバイル環境に4K画質が必要なのかという、意見も一部にはある。高速通信化は既定事実として進められているが、コンテンツ、端末、料金体系などの対応が遅れており、ユーザーが便利だと思える実感が薄いことが気になるとことだ。
すべては、これから追っかけで動く格好になっているとも言えそうだ。

高速な通信速度はもちろん魅力だが、現状はまだ、そこまでの高速性を活かせる環境やコンテンツがなく、オーバースペックとも言える。
そう考えると、まだまだ慌てて飛びつく必要はなさそうだ。