流行語大賞に「品格」と「イナバウアー」
今年1年間に話題になった言葉を選び、その言葉に関わった人や団体とともに表彰する「2006 ユーキャン新語・流行語大賞」(自由国民社主催)が1日発表され、数学者・藤原正彦さんの著書「国家の品格」から広まった「品格」と、フィギアスケーターの荒川静香さんがトリノオリンピックで披露した技「イナバウアー」の2つが年間大賞に選ばれた。
東京都千代田区の東京會舘で開かれた表彰式には、年間大賞に輝いた藤原さんをはじめ、トップ10入りした流行語の関係者が出席。「たらこ〜たらこ〜」という独特のメロディのCMが人気を集めたユニット・キグルミや、国内のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の先駆けとして600万人(9月末時点)の会員を抱える「mixi(ミクシィ)」の笠原健治社長などが登場した。
大賞を受賞した藤原さんは、「この本が売れて、自分自身“品格のない”ことができなくなってしまった」とユーモアを交えて受賞の喜びを語り、会場の笑いを誘った。荒川さんは渡米中のため授賞式には欠席、映像で登場し、「多くの方に『イナバウアー』を覚えたいただいてうれしい。これからも『イナバウアー』をやっていきたい」と“記録”にも“記憶”にも残った活躍を象徴する言葉の受賞を喜んだ。
1984年に始まった「流行語大賞」は、今回で23回目。「現代用語の基礎知識」の読者アンケートで選出されたノミネート語60語から、5人の審査員によってトップ10と年間大賞語が選ばれ、毎年12月上旬に発表される。今年度のトップ10入りした言葉と受賞者は以下の通り。
【了】
東京都千代田区の東京會舘で開かれた表彰式には、年間大賞に輝いた藤原さんをはじめ、トップ10入りした流行語の関係者が出席。「たらこ〜たらこ〜」という独特のメロディのCMが人気を集めたユニット・キグルミや、国内のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の先駆けとして600万人(9月末時点)の会員を抱える「mixi(ミクシィ)」の笠原健治社長などが登場した。
1984年に始まった「流行語大賞」は、今回で23回目。「現代用語の基礎知識」の読者アンケートで選出されたノミネート語60語から、5人の審査員によってトップ10と年間大賞語が選ばれ、毎年12月上旬に発表される。今年度のトップ10入りした言葉と受賞者は以下の通り。
◇格差社会 山田昌弘(東京学芸大教授)
◇エロカッコイイ 倖田來未(歌手)
◇シンジラレナ〜イ トレイ・ヒルマン(北海道日本ハムファイターズ監督)
◇品格 藤原正彦(数学者)
◇たらこ・たらこ・たらこ キグルミ
◇脳トレ 川島隆太(東北大学教授)
◇メタボリックシンドローム 日本内科学会
◇ハンカチ王子 斎藤佑樹(早稲田実業高校野球部)
◇イナバウアー 荒川静香(プロ・スケーター)
◇mixi(ミクシィ) 笠原健治(ミクシィ社長)
【了】