旭化成、5年で戦略投資4千億
旭化成<3407>は7日、2006年度から5カ年の中期経営計画を発表した。
年間800億規模の従来通りの投資に加え、「高成長追求事業」に位置づける高機能化学、電子部品、医療などの分野に5カ年で4000億円の戦略的投資を実施。うちM&A(企業の合併・買収)のため、電子材料関連に1000億円、化学関連に500億円を投じ、新事業の創出を図る。
売上高に占める海外売上高比率を現状の23%から3分の1以上に高めるなど、グローバル展開を強化。国内では、4月の人事異動を機に、グループ会社間で役員レベルの人事交流を進め、各事業のシナジーを追求する。2011年3月期連結決算で、売上高1兆8000億円(06年3月期予想より3000億円増)、営業利益1500億円(同450億円増)、純利益800億円(同210億円増)を見込む。
東京都千代田区の経団連会館で会見した蛭田史郎社長は、同社について「日本の産業構造変化に従って常に新しいことに挑戦し、しゃにむに実現してきた会社」とし、「今後は、日本だけでなく世界の人々の命と暮らしに貢献するため、挑戦・拡大し続ける集団でありたい」と方向性を示した。【了】
年間800億規模の従来通りの投資に加え、「高成長追求事業」に位置づける高機能化学、電子部品、医療などの分野に5カ年で4000億円の戦略的投資を実施。うちM&A(企業の合併・買収)のため、電子材料関連に1000億円、化学関連に500億円を投じ、新事業の創出を図る。
売上高に占める海外売上高比率を現状の23%から3分の1以上に高めるなど、グローバル展開を強化。国内では、4月の人事異動を機に、グループ会社間で役員レベルの人事交流を進め、各事業のシナジーを追求する。2011年3月期連結決算で、売上高1兆8000億円(06年3月期予想より3000億円増)、営業利益1500億円(同450億円増)、純利益800億円(同210億円増)を見込む。
東京都千代田区の経団連会館で会見した蛭田史郎社長は、同社について「日本の産業構造変化に従って常に新しいことに挑戦し、しゃにむに実現してきた会社」とし、「今後は、日本だけでなく世界の人々の命と暮らしに貢献するため、挑戦・拡大し続ける集団でありたい」と方向性を示した。【了】