F1第9戦アメリカGP、前半戦の折り返しとなった一戦は、ミシュラン陣営がタイヤに問題を抱え、フォーメーションラップで続々とピットインし、レースを終えるといった波乱の幕開けとなった。発端はフリー走行2回目にラルフ・シューマッハ(トヨタ)がクラッシュし、その原因がミシュランタイヤにあると判明した事にある。そして、ミシュラン側は対策タイヤの要請と最終コーナーにシケインを設けることを提案。しかし、FIAはこれを却下し、従来どおりレースを行うように指示したというのが経緯になる。

 レースはブリヂストンタイヤのフェラーリ、ジョーダン・トヨタ、ミナルディの6台によって行われた。トップチェッカーを受けたのはミハエル・シューマッハ(フェラーリ)。途中、ピット作業を終えてレース復帰後に、チームメイトのルーベンス・バリチェロと接触しそうになる場面もあったが、それ以外は無難にレースをこなした。2位にはそのバリチェロがつけた。3位には、今季リタイヤのないティアゴ・モンテッロ(ジョーダン・トヨタ)が入り初の表彰台を獲得した。

 今季はタイヤに関して、さまざまな物議をかもしており、今後のFIAの対応に注目が集まる。

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