自殺者、7年連続で3万人超

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04年中に自殺した人は3万2325人に上ることが2日、警察庁のまとめでわかった。過去最悪だった03年より2102人(6.1%)下回ったものの、1998年から7年連続で3万人を超えた。動機別では「健康問題」が最多だったが、「経済・生活問題」も依然として8000人近くで推移している。男女別では、男性が2万3272人で全体の71.9%を占め、女性は9053人だった。

 年代別では60歳以上が最も多い1万994人で、次いで50歳代、40歳代、30歳代の順となった。

 職業別では「無職者」が1万5463人で最も多く、全体の47.8%を占めた。会社員などの「被雇用者」は7893人(24.4%)、「自営者」は3858人(11.9%)。小学生は10人、中学生は70人、高校生は204人、予備校生は19人、高専生13人、大学生は370人、各種学校生等は98人だった。

 動機別(遺書がない場合も含む)では最多の「健康問題」は1万4786人(45.7%)。次いで「経済・生活問題」7947人(24.5%)、「家庭問題」2992人(9.2%)、「勤務問題」1772人(5.4%)の順だった。【了】